ビジネスシーンのコーデやプライベートシーンで大活躍のスラックスは誰もが持っている定番アイテムと言えるでしょう。では、スラックスを着る時の着こなしパターンはいくつくらい知っているでしょうか。そこで今回は、いつもと同じパターンでマンネリしがちな方、新鮮な着こなしコーディネートを探している方などあらゆる方に向けて、スラックスのおすすめのコーディネートについて詳しく紹介していきます。
スラックスの着こなし方
スラックスの着こなし方もトップスとの合わせ方によってスタイルアップして見せることができたり、気になる部分のカバーができたりなど、着こなしを工夫することで悩みを改善しながらキレイに見せることが可能です。まずは、基本の着こなし方法について順に確認していきましょう。
スタイルアップ効果が叶うタックイン
タックインは、トップスをボトムスの中に入れて全体をスッキリとさせる着こなし方法です。トップスをスラックスにインさせることで、スラックスの表面積を大きく見せて脚長効果を生み出せます。また、ウエストの位置を高く見せることで、全身のスタイルアップ効果を高められます。
Yシャツは基本的にタックインする着こなしが常識です。ポロシャツやTシャツの場合は、薄い素材であればインしてももたつかずバランスよく仕上げられます。インする時は、インしてからバンザイをして生地に適度なゆとりを持たせると、自然にインできるのでおすすめです。
タックアウト
タックアウトは、トップスをボトムスに入れない着こなし方法です。Tシャツや厚手のポロシャツなどインせず、スラックスに合わせるとこなれ感を出せます。お腹周りやヒップなど気になる部位も自然にカバーできるので、体型補正をしたい方にもおすすめの着方です。
また、トップスの丈が短い場合は無理にインしないでタックアウトして着ます。逆に、丈が長めのトップスはタックアウトした場合、スラックスの面積が小さくなってしまうため、全体的なバランスがとりにくい場合があるので注意しましょう。スラックスとのバランスを考えてタックインしたり、タックアウトしたりすると良いでしょう。
スラックスの使用シーン別おすすめコーディネート
では、次にどの方も取り入れやすいシーン別おすすめのスラックスコーディネートについて紹介していきます。
【カジュアル】ブルーシャツ×ブラックスラックスのスタイリッシュコーデ
ブルーのシャツの上部ボタンを外し、くるぶし丈の黒色・ブラックのスラックスにインするコーディネートは爽やかさと軽さが出しやすく、どの方にも似合う簡単なカジュアルコーデです。スラックスはノンタックかワンタックにするとバランスを取りやすいでしょう。
ウエストをインしてスッキリさせることで、スタイル良く見せられます。また、ブルーシャツの袖を軽く折ることで、こなれた感じと男性のほのかな色気も感じさせる着こなしを目指せます。
【ビジネス】濃淡スラックスコーデ&セットアップ風スラックスコーデ
いつでも取り入れやすい王道ビジネスコーデならば、紺色・ネイビーのジャケットに灰色・グレーのセンタープレスありスラックスのコーデがおすすめです。落ち着いた印象になりつつ、ボトムスにソフトな灰色・グレーを合わせることにより、軽やかなビジネスコーデに仕上げられます。
ややカジュアル寄りのビジネスコーデならば、ノンタックタイプの黒色・ブラックもしくは紺色・ネイビーのスラックスに同色のジャケットを合わせたセットアップ風コーデがおすすめです。インナーには襟元が詰まったタイプの白色・ホワイトのTシャツを合わせると、ラフ過ぎずきちんとした印象になります。よくスポーツ選手がトークショーなどへ出演する時に、襟の詰まったTシャツにセットアップのジャケットとパンツを合わせているコーデを見かけることがあるでしょう。堅苦しさを感じず、きちんと感も出せるので活動的な方にもおすすめのコーデとなっています。
【フォーマル】ツータックスラックスのエレガントコーデ
フォーマルには適度なゆとりが持てるツータックタイプのスラックスを取り入れたコーデがおすすめです。身体にピッタリとし過ぎないことで、身体のラインを強調せずカジュアルになりません。ツータック効果で身体のラインもソフトに補正することが可能です。品のあるコーデに仕上げられます。
トップスは、同色系のジャケットを合わせるか、コントラストの出るカラーの組み合わせがスタイリッシュに見せられるポイントとなっています。ジャケットにポケットチーフを取り入れると、フォーマル感が増して華やかに演出できます。

スラックスのカラー別おすすめコーディネート
定番カラーの白色・ホワイト、灰色・グレー、黒色・ブラックのスラックスを使ったおすすめのコーディネートについて紹介していきます。
【白色・ホワイトのスラックス】×紺色・ネイビーのポロシャツ
白色・ホワイトのスラックスに爽やかな紺色・ネイビーのポロシャツを合わせることで簡単に品のあるコーデに仕上げられます。白色・ホワイトの明るいトーンをボトムス部分に使うことにより、一気に軽快な着こなしになります。
また、トップスのポロシャツは滑らかな質感でツヤが感じられるレーヨン素材がおすすめ。レーヨン素材のものは接触冷感タイプが多く、快適な着心地を得られるのもポイントです。海を思わせるコーディネートで、爽やかさと上品さを目指したい時におすすめのコーデです。
【白色・ホワイトのスラックス】×紺色・ネイビーのジャケット
同じく白色・ホワイトのスラックスに紺色・ネイビーのジャケットを合わせると、爽やかで品のある着こなしを目指せます。白色・ホワイトのスラックスはセンタープレス仕様のスラックスを選ぶとジャケットと合わせた時により、まとまりがあるコーデにできます。
紺色・ネイビーのジャケットの中には、灰色・グレーのポロシャツを合わせたり、ボタンダウンのYシャツを合わせたりすると、リラックス感がありながらもきちんとした印象のコーディネートにまとめられます。
【白色・ホワイトのスラックス】×ハウンドトゥースのジャケット
センタープレス仕様の白色・ホワイトのスラックスの色味に合わせてトップスに黒色・ブラックと白色・ホワイトの格子縞のハウンドトゥース(千鳥格子)のジャケットを合わせると、垢抜けた印象になります。定番コーデに飽きている方にもおすすめのコーデで、スエード調の靴を合わせるとよりセンスを感じられるコーデを目指せます。。
上下の色味を合わせることで、ポイントとなるハウンドトゥース(千鳥格子)の柄も統一感がある品のあるコーデに仕上げられます。ジャケットの中には青色・ブルーのYシャツを合わせると、適度な締まり感が出せて全体のバランスもとりやすいでしょう。秋口にもおすすめのコーデです。
【灰色・グレーのスラックス】×白色・ホワイトのカッタウェイシャツ
灰色・グレーのスラックスにYシャツの襟の形が横に広がったデザインの「カッタウェイシャツ」を合わせると、爽やかなビジネスカジュアルコーデになります。
灰色・グレーのスラックスは、センタープレスタイプを選ぶときちんとした印象になるのでおすすめです。1番上のボタンを外したビジカジ仕様にもピッタリです。ちなみに、カッタウェイシャツの襟は、ボタンを外した時に襟の形をキレイにキープしやすいので、夏におすすめのシャツとなっています。
【灰色・グレーのスラックス】×紺色・ネイビーのボタンダウンポロ
同じくセンタープレスタイプの灰色・グレーのスラックスに紺色・ネイビーのボタンダウンタイプのポロシャツを合わせるのもおすすめです。カッチリとしたシャツではなく、ボタンダウンタイプのポロシャツを選ぶことで、通気性や吸湿性などの機能性を活かしつつきちんとした印象に仕上げられます。
さらに、同色系のジャケットがあればよりきちんとした印象を目指せます。楽に涼しく着こなしたい場合におすすめのコーデです。
【灰色・グレーのスラックス】×紺色・ネイビーのジャケット
灰色・グレーのセンタープレスタイプのスラックスに紺色・ネイビーのジャケットを合わせたコーデは、特に秋や冬にも使いやすくおすすめです。ダークカラーが増えやすい秋や冬のコーデは、敢えて明るい灰色・グレーのセンタープレス仕様のキレイ目スラックスを選ぶと、軽さときちんとした感が出て全体のバランスもとりやすくなります。
紺色・ネイビーのジャケットは、メタルボタンを使ったボタンがアクセントになるジャケットがおすすめです。灰色・グレーのスラックスの色味と統一性が出せるのでオシャレな印象に仕上げられます。ジャケットのインナーも灰色・グレー系のニットやシャツを合わせると品よくまとめられます。
【黒色・ブラックのスラックス】×青色・ブルー系のジャケット
引き締め効果がある黒色・ブラックのスラックスは、身体のラインをシャープに見せられる優秀なカラーです。トップスに明るい青色・ブルー系のジャケットを持ってくることで軽さを出し、重くなり過ぎないように全体のバランスを調節できます。スラックスのフィット感は身体にジャストサイズがカジュアルになり過ぎずおすすめです。

ジャケットの中には、ボタンダウンタイプの白色・ホワイトのYシャツなど合わせるとより軽さを出しやすいでしょう。ちなみに、ボタンのカラーを青色・ブルー系に合わせることで、垢抜けて見えてオシャレに見せられます。
【黒色・ブラックのスラックス】×灰色・グレーのジャケット
同じ系統のカラーコーディネートは全体的にまとめやすく落ち着いた感じに仕上げられます。ジャケットのインナーは、白色・ホワイトのポロシャツを合わせると、適度なカジュアルさも出せるのでおすすめです。
黒色・ブラックと灰色・グレーのシックな組み合わせにより、ポロシャツの襟はボタンダウンタイプではないラフなタイプでもカジュアルになりすぎません。ポロシャツのボタンも白色・ホワイトにすると、清潔感を感じる落ち着いたコーディネートを目指せます。合わせるカバンや靴はレザー素材をチョイスして上品な印象にすると良いでしょう。
【黒色・ブラックのスラックス】×青色・ブルーのストライプシャツ
センタープレス仕様のスラックスに鮮やかな青色・ブルーのストライプ柄のYシャツを合わせると、クール感が増したスタイリッシュな着こなしを目指せます。
ネクタイを合わせる場合は、レジメンタル(斜めのストライプ柄)でシャープ感をさらに加えるとよりスタイリッシュな印象に。ネクタイの色味にも黒色・ブラックに近い灰色・グレーや青色・ブルーの色味を使うとまとまりのあるコーデになります。
まとめ
今回はスラックスの基本の着方やコーディネートについて詳しく解説と紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。シーン別コーデやカラー別コーデなどを知ることで、スラックスのコーデの幅を広げることができるでしょう。今回の記事がスラックスコーデの参考になれば幸いです。