梅の花、ウグイス、花粉症、明るいトーンのスーツなど、春を感じる事柄には卒園・卒業式や入園式・入学式もありますね。入園式・入学式ではどんな服装をイメージすると良いのでしょうか。シックな王道のスーツスタイル?それともスーツ以外のカジュアルなスタイル?迷いますね。そこで今回は、入園式・入学式における30〜50代の父親(パパ)におすすめの服装について、卒園・卒業式との装いの比較などをしながら、注意点、おしゃれなコーデなどについて詳しく解説&紹介をしていきます。
入園式&入学式でスーツは必須?
セレモニーコーデと言えば、スーツスタイルが王道です。ですが、全般的にカジュアル傾向が見られる昨今、スーツ以外の服装でもOKなのでしょうか?
ビジカジが人気
上下同素材ではなく、異素材を組み合わせたコーデなどもだんだんと取り入れられてきています。でも、それはあくまでビジカジスタイルであることがポイントです。ビジカジとはスーツスタイルよりも少しカジュアルという意味であって、あくまでビジネスシーンで使える服装ということになります。よって、スポーティーなカジュアルとは意味が異なるので注意が必要です。
スーツのきちんと感は圧倒的
スーツの良いところは、上下同じ素材で統一感がある点です。全体的に考えられたシルエットは、身体のラインをキレイに見せてくれます。身体のサイズに合わせたスーツのサイズを選ぶことで、スタイルアップして見えやすくなります。
ネクタイの効果
スーツスタイルではネクタイも含まれるのが一般的です。首元は視界に入りやすい部分ですから、ネクタイをしめると首元の露出が減ってフォーマルな印象になります。堅実性や信頼感をアピールできるアイテムですので、ネクタイを取り入れることで、紳士らしい着こなしが目指せます。
入園式&入学式は卒園式&卒業式とでは服装が異なるのか?
卒園式・入学式と入園式・入学式のそれぞれに向けたスーツを用意するのは面倒だと考える方もいるでしょう。卒園式・卒業式と入園式・入学式でスーツを変えた方が良いのかについて以下の点から考えていきましょう。
入園式&入学式は華やかな印象
入園式・入学式は、新しい門出を迎えたおめでたい場でもあります。よって、女性は明るめの服装を選ぶ方も多く見られます。男性も卒園式・卒業式に比べてやや明るいスーツスタイルだと華やかな印象になります。もちろん、ダークカラーのビジネスでも使えるスーツでも問題ありません。
卒園式&卒業式は落ち着いた印象
卒園式・卒業式は、感謝を表す場であったり、別れや旅立ちの時の場でもあったりするので厳かなダークスーツを身につけるのが一般的です。ダークトーンのネイビーやグレーなどが信頼感のあるスーツスタイルとしておすすめです。
厳密な決まりはなし
以上の点から多少の違いはあるものの、厳密な決まりはないので、卒園式・卒業式ではダークトーンのスーツでなくてはならない、入園式・入学式では明るめスーツでなければならないということにはなりません。あくまで、常識の範囲でコーディネートすることが大切です。主役はお子さんですので、お子さんに合わせた服装とはなにかを考えると良いでしょう。
入園式&入学式でも許されるカジュアルスタイルとは
ジャケパンスタイルで出席したいと考える父親(パパ)に向けて、どのような点に気を付ければ良いのかについて説明していきます。
シックなカラー
ネイビーやダークグレーなどのスタンダードな色味のジャケットがおすすめです。制服などをイメージすると分かりやすいですが、視界に入りやすいトップスに落ち着いた色味を持ってくると抑えられた印象になります。
柄よりも無地
ストライプやチェックなどの柄がありますが、基本的に無地がおすすめです。サイズやシルエットなどが自由に選択できる分、落ち着きあるプレーンなタイプを選ぶとバランス良くまとめられます。
サイズはジャストフィット
サイズは体型に合わせて選べますが、ゆったりしすぎるとだらしない印象になるのでジャストフィットのサイズを選びましょう。トレンドのワイドパンツや足元にたるみがあり過ぎるシルエットはきちんとして見えないので避けます。ちなみに、ウエストがゴム仕様である場合、見えた時にカジュアルに見えてしまうので、気を付けましょう。事前に着た時の姿をチェックしておくと心配いりません。
ネクタイも全身のテイストに合わせる
ネクタイは、全身のテイストに合わせます。ネクタイだけが目立たないようにネイビーやグレー、ボルドーまたはシルバーなどのカラーを選びましょう。やや明るめなトーンを選ぶのがコツです。柄は、無地やレジメンタル、ドットなどでもOKですが、馴染みやすい細かい柄にしましょう。ちなみに、ホワイトは保護者が身につけるカラーではないので避けます。
シューズやバッグなどはきちんと感あるものを
シューズはブラックのフォーマルな雰囲気になる革靴がおすすめです。ストレートチップならば、1本ラインが入ることにより靴先にシワが入りにくくなってキレイな印象になります。
また、バッグを持つ際は、カジュアルに見えやすいナイロンやコットン素材ではなく、シューズと同様のレザー素材を選ぶときちんとして見えます。
ポケットチーフもプラスしてみる
こちらは気を付けるべき点というより、きちんと感の出る小物使いについてになります。ポケットチーフは胸元にポイントをつくることで、フォーマルで華やかな印象になります。スリーピークスやクラッシュドスタイルという華やかな折り方よりも、シンプルで誰にでも取り入れやすいTVホールドがおすすめです。
入園式&入学式で守るべき点
入園式・入学式はお子さんだけでなく、保護者も見られる機会になりますので、以下の点を念頭に入れておきましょう。
派手カラー&柄
派手なカラーや柄の服装を選ばないで下さい。スーツスタイルであったとしても避けるべきです。トーンが落ち着いているマスタードカラーやダークグリーンであっても、ネイビーやダークグレーなどのスーツを選んで着る方が多い中では、目を惹きやすいカラーとなってしまいます。ピッチが大きいストライプなども目立ちますので避けましょう。
乱れた着こなし
ネクタイが曲がっていても気付いていない、スーツやシャツにシワがあると、せっかくのスーツスタイルも魅力が半減してしまいます。スーツスタイルをカッコよく着こなすためには、ただ着るだけでなくきちんとして見えるようにお手入れをしておくことも大切です。前日の準備や当日の準備は、余裕が持てるようにしておきましょう。
身だしなみ
身だしなみもとても大切です。ヒゲが伸びっぱなし、寝ぐせがある、目やにが付いている、爪にゴミが溜まっている、なんだかニオイがする、そんな父親(パパ)はカッコよくありません。お子さんが新しい生活を気持ち良く迎えるためにも、保護者も身だしなみに気を使いましょう。
ブランド物
オシャレ好きな方であればハイブランドアイテムを好んで身につけたくなるかもしれません。バランス良く取り入れれば問題ありませんが、やり過ぎてしまうと違和感が出てしまいます。幼稚園や小学校のカラー、まわりの方の雰囲気に合わせた取り入れ方が大事です。
ブランド物の取り入れ方を間違えると、マウントをとっているように受け取られてしまうことがあるので注意しましょう。スマートな紳士ならば部分使いがポイントです。

入園式&入学式の30~50代父親(パパ)におすすめのコーデ
ここからは、入園式&入学式での30〜50代父親(パパ)に向けたおすすめのコーディネートについて紹介していきます。
定番|ダークネイビースーツ×ホワイトシャツ
定番コーデならば、ダークトーンのスーツスタイルがおすすめです。ダークネイビーとホワイトシャツの組み合わせは、ビジネスシーンでも使えるコーデになります。ネクタイはネイビーなどの抑えめカラーも良いですが、新しい門出らしいシルバーやペールピンク、ペールブルーなども爽やかでおすすめです。
顔色良く映る|グレースーツ×サックスブルーシャツ
顔色良く見せるコーデならば、グレースーツとサックスブルーシャツの組み合わせがおすすめです。サックスブルーの爽やかさが春らしい着こなしにマッチします。ネクタイは、シャツに色味が入ることを考えてネイビーのレジメンタルなどで押さえると、バランスが良くなります。ホワイトのポケットチーフを加えて、より清潔さを感じるコーデにするのもおすすめです。
ネクタイをしたくないパパに|ダークネイビースーツ×ブラックタートルニット
ネクタイをしたくない父親(パパ)には、ダークネイビースーツにブラックタートルニットという変化球コーデもあります。王道の入園式・入学式コーデではありませんが、普段ネクタイをする習慣が無い方やクリエイティブ業などに就いている方はノーネクタイのコーデの方が自然だと感じる方がいるかもしれませんね。
そういった場合は、首元の露出を減らしてきちんと感が増すようにしましょう。インナーのタートルニットはカットソーでも構いませんが、色褪せなどがないようにして少しツヤを感じる質感のタイプを選ぶと品良く見えます。
まとめ
今回、入園式・入学式における30~50代の父親(パパ)におすすめの服装について、卒園・卒業式との装いの比較などをしながら、注意点、おしゃれなコーデなどについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。コーデが全般的にカジュアル化してきている傾向ではありますが、セレモニー時はスーツスタイルがいつでも間違いのないスタイルです。ポイントを抑えて自分に合った入園式・入学式の服装を選んでみてください。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。