働き方が多様化していく今日の中でも、直接顔を合わせて打ち合わせや現場確認などができる出張は欠かせません。出張は、日帰りもしくは宿泊を必要とする場合があります。そんな時にビジネスマンの必須アイテムであるスーツの扱いについて悩むことはないでしょうか。出張先でもキレイにスーツを着こなしたいものです。そこで今回は、出張時にスーツは何着必要か、スーツの持ち運び、気を付けることなど詳しく解説&紹介をしていきます。
出張のスーツはどうする?何着ぐらい必要か?
出張の際のスーツは何着必要になるでしょうか。出張とは言っても日帰りならば、スーツは1着で十分でしょう。ある程度の日数を必要とするならば、出張期間に合わせてスーツを数着用意する必要があります。目安になりますが、一般的に1〜3日であればスーツは1着、4日〜1週間だと2着、2週間以上ともなると3着ほどスーツを用意していると様々な場合に対応しやすくなります。
出張先では自分でスーツのお手入れする時間も難しい場合がありますから、余裕をもった着数を準備しておくことが大切です。
出張にスーツは持ち運ぶ?着用していく?
日帰りならば、そのままスーツを着用していけば特別にスーツを用意する必要がありません。ケアをしながら着用するならば2〜3日の出張も1着のスーツで済ます場合もあるかもしれません。汗をかきやすい方は、夏場の出張時のみスーツを持って行くなどの対策をしておくことをおすすめします。また、スーツを着用していく場合は、汚れるリスクが増えるので注意しましょう。
4日間以上に及ぶ出張ならば、荷物が増えてかさばることになりますが、ビジネスマンとしてスーツを何着か持っていくべきでしょう。スーツを持ち運ぶ際はスーツ専用が活躍します。次項にてスーツの持ち運びについて詳しく解説します。
スーツの運び方とは?
スーツを持ち運びするとなると問題になってくるのが、“運び方”です。運び方によってはシワやニオイがつく原因になりかねません。対策法を下記にてまとめました。
スーツケースを活用
まずは、スーツはスーツ専用ケースやバッグを使うことです。“ガーメントバッグ”と呼ばれるバッグは、スーツに限らず洋服をハンガーに吊るした状態で持ち運びできます。シンプルなタイプから見た目がスタイリッシュなオシャレなタイプ、背負えるリュックタイプ、キャリーケースにセットして運べるタイプなど種類も豊富です。
飛行機にも持ち運び可能(※機内持ち運びの規定による)ができるので、出張が多い方はぜひともガーメントバッグを用意しておくと良いでしょう。ハンガーに掛けているので、シワになりにくいのもメリットです。
スーツを畳んでバッグにIN
スーツを畳んでバッグに収納して持ち運ぶ方法もあります。スーツにシワが付きにくいように畳み方を工夫する必要があります。畳む際にタオルを挟んでシワをつきにくくしたり、荷物の一番上に乗せて運ぶなどの配慮が大事です。
「ガーメントバッグがない」、「畳むのも面倒」と言う場合は、特にシワがつきやすいパンツのみは着用して行くのも1つの対策になります。ただし、シワ対策ができても汚れのリスクは減らせないので着用して行く場合も注意が必要です。
バッグにINして持ち運ぶ場合は、“折りたたみ過ぎない”のもポイントになります。畳むとどうしても圧がかかり、繊維シワができやすい状態となるので気を付けましょう。
出張時のスーツ持ち運びについての注意点
出張時のスーツの持ち運びについての注意点をまとめました。
ニオイが強い物から離しておく
スーツを持ち運びする時は、香水やデオドラント製品など香りが強いと思われる物から離して収納するようにしましょう。リュックタイプならば、汗をかいて浸透しやすい背中側などにスーツを収納するのは避けます。また、タバコを嗜む方はタバコから離して収納しましょう。
万が一、「ニオイが染み付いてとれない!」という場合は思い切ってクリーニングに出すことをおすすめします。即日仕上げも行っているクリーニング店もあります。クリーニングに出すことで汚れがしっかりと取れるだけでなく、撥水加工などのオプションを付けることも可能です。(※撥水加工に日数がかかる場合があります。クリーニング店でご確認下さい)
詰め込み過ぎ厳禁
前項でも触れましたが、スーツ生地を圧迫するような収納はNGです。一つのバッグで済まそうと荷物をギュッと入れると、物同士が押されて型崩れやシワの原因となります。スーツ専用ケースであっても、スリムタイプだとスーツに折り目がつきやすいことも同様の理由から考えられます。スーツの生地などの状態から合わせて選ぶようにしましょう。
また、荷物の詰め込みはバッグ内で湿度が上がってシワができやすい原因になります。そこで、余裕を持てる大きさのバッグを使う対策などをとるようにしましょう。ちなみに、湿度が上がらないようにするために、除湿剤を活用するのも手です。
出張におすすめのスーツの色や柄など
出張時はきちんと感がでるカラーでありながら汚れやシワが目立ちにくいカラーがおすすめです。以下にて順番に見て行きましょう。
色
汚れが目立ちにくいカラーと言えば、ネイビーやダークグレーなどの落ちついたカラーが挙げられます。実は、ダークカラーにはシワも目立ちにくいといった嬉しいメリットもあります。ライトカラーだと影になった時に明暗が目立ちやすくなるので、シワが分かりやすくなってしまうのです。信頼感が増しやすいネイビーやダークグレー、チャコールグレーなどを選ぶと良いでしょう。
柄
柄は、やはりビジネスシーンなので、控えめがおすすめです。薄いストライプや光が当たると縞模様が分かるシャドーストライプなど目立ちにくい柄が好ましいでしょう。シンプルなタイプである方がよりシワなども目立ちにくくなります。
サイズ
サイズは、通常のビジネスシーンで着用するサイズ感であれば問題ありません。身体にフィットしたサイズであればシワもできにくいでしょう。ジャケット、パンツ共にゆったりサイズだと、生地が多く使われていることから生地の重みでシワができやすい状態になりやすいと思われます。シワ防止スプレーなどを用意しておくと対策できます。
カジュアルなら…
現場のチェックなどアクティブに動く際はややカジュアルな服装でもOKと言う場合もありうるでしょう。そういった場合は、ジャケットにパンツという、いわゆるジャケパンスタイルがおすすめです。ベージュなどのライトなカラーのボトムスを取り入れたスタイルは、春や夏の出張時におすすめです。
出張におすすめのスーツ機能
出張時に着用するスーツにあると嬉しい機能について紹介します。
機動性
動きやすさは必須です。外にいる時間が長いからこそ、機動性は重視したい点です。電車や飛行機内でくつろぎたい時にゆったりとできるスーツだと嬉しいですね。ストレッチ機能がついたスーツだと、荷物の上げ下ろし時やしゃがんだ時も快適になり、スーツ着用時のストレスを軽減しやすくなります。
防シワ
シワ防止機能がついたタイプのスーツは、出張時のスーツスタイルとして大変おすすめです。人はついうっかり脚を組んだり、肘をついたりしがちです。長時間、スーツを着用して移動したり、多くの人と会ったりする出張時には防シワ加工された生地のスーツが好ましいでしょう。
防臭効果
こちらもあると嬉しい機能です。汗をかきやすい夏場などのスーツは、どうしても汗のニオイが気になります。ニオイは相手の方にも伝わるものなので、見た目以上に気を使うべき点かもしれません。
防臭スプレーなどでも対策できますが、防臭スプレーは乾くまで時間を要することもあります。あらかじめ防臭機能がついたスーツであれば、ニオイの心配を減らすことができます。
シャツは形状記憶タイプがマスト
スーツのインナーとなるビジネス用シャツは形状記憶タイプがおすすめです。日帰り出張ならば形状記憶タイプでなくても心配いりませんが、宿泊する必要がある場合は一日着たシャツは汗などの汚れが染みこんでいるため、新しいシャツを用意する必要があるでしょう。
「なるべく下着やシャツを持って行くのを減らしたい!」と言う場合は、自分で洗って干す方法もあります。そんな時には形状記憶タイプのシャツであれば洗って形を整えて干すだけなので便利です。クリーニングに出す手間やコストを減らせます。
ネクタイも何本かあると便利
スーツに付属して使うネクタイは、何本かあると便利です。2〜3日程度の出張であればスーツは1着のみという方も多く見られることから、ネクタイを変えることでスーツスタイルのイメージを変えやすくします。
ロール型にした時の専用ケースや、シャツと一緒に収納できるケースなども売られています。スーツ同様にシワにならないように運ぶようにしましょう。
まとめ
今回、出張時にスーツは何着必要か、スーツの持ち運び、気を付けることなど詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。出張が多い方はスーツのシワや汚れなどに気を使うことが多いと思います。ぜひ、ピンとしたシワのない快適なスーツスタイルで出張に臨めると良いですね。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。