お宮参りは新しい家族が増えて初めて行うセレモニーです。主役はもちろんお子さんですが、記念写真撮影などを考えると、大人の服装も手を抜けません。いつものコーデとは違ったお祝いの場に合うセレモニーコーデをする必要があります。そこで今回は、お宮参りの意味や、お宮参り時の男性向け服装の種類、お宮参り時の男性向け服装の選び方、お宮参りコーデの注意点&マナー、おすすめの男性向けお宮参りコーデなどについて詳しく解説&紹介をしていきます。
お宮参りとは?
お宮参りは、室町時代に“お宮参り”と呼ばれるようになり、古くはけがれを払う目的から行われていたようです。江戸時代になると、お宮参りと合わせてお世話になった方にお披露目と挨拶を兼ねて行うようになりました。
現在、お宮参りは赤ちゃんが無事に生まれたことへの感謝の意味と、健やかな成長を願うために行う伝統的行事となっています。生後1ヶ月前後の赤ちゃんを連れて宇治神様がいる神社にお参りをし、祈祷をしてもらいます。祈祷は任意ですが、お参りとセットですることが多いでしょう。
お宮参りに男性は何を着るのがベスト?
それでは、パパはお宮参り時に一体何を着るのがベストでしょうか?お宮参りのスタイルについて解説します。
お宮参りの服装1.スーツ
お宮参り時にパパが選ぶ服装として最も多いのはスーツです。フォーマル時にも通用するスーツスタイルは、ネクタイをすることでよりきちんとした印象になり、お宮参り時にもおすすめの服装と言えるでしょう。赤ちゃんにベビードレスを着せた場合にピッタリです。
お宮参りの服装2.着物
次に、和装である着物が挙げられます。赤ちゃんの正装は肌着の上に白羽二重の内着を着せて祝着(のしめ)を掛けたスタイルになります。パパやママも赤ちゃんのスタイルに合わせて統一感を出したい場合は、着物を選ぶというコーデパターンもあります。
お宮参り時のスーツスタイルの選び方
スーツスタイルと言っても、いつもと違うセレモニーらしいスーツコーデにしてお祝いをしたいものです。そこで、お宮参り時に男性に選ばれることが多い、メンズスーツスタイル時のアイテムについて詳しく見ていきます。
お宮参り時のスーツスタイル1.スーツ
お宮参りの季節によってスーツ生地の種類などもしっかりチェックして臨みましょう。スーツのカラーは、ブラックなどダークトーンだとフォーマル感が出るのでおすすめです。
【春夏】通気性の良く動きやすい混紡生地
春夏は、主に暑さ対策が必須となります。スーツ生地は通気性や吸湿性が良いスーツ生地を選びましょう。きちんと感も出しやすくサラリとした質感が得られやすい混紡素材がおすすめです。
【秋冬】保温性の高いウール生地
秋冬は、保温性を重視したスーツ生地を選びます。外での記念撮影なども考えてパパもしっかりと防寒を考えたスーツ生地選びをしましょう。ウールは保温性が高いだけでなく、上質感が出るので上品な印象に仕上がります。
お宮参り時のスーツスタイル2.シャツ
次にシャツですが、ホワイトがスタンダードです。柄やカラーが目立ち過ぎなければホワイトベースにペールトーンのストライプなど無地感覚で使えるタイプも良いでしょう。
ホワイトシャツの場合は、シワやシミなどが目立ちやすいので、事前にアイロンを掛けておくことや、汚れを落としておくことが大事です。当日、シャツを取り出したら汚れがあった!とバタバタしないためにもお宮参り前にチェックしておきましょう。
お宮参り時のスーツスタイル3.ネクタイ
3つ目に、ネクタイは落ち着いた色味を選ぶのがベストです。と言っても、あまりに沈み過ぎるカラーは地味になってしまうのでお祝い感が出ません。ライトグレーや控えめなシルバー、レジメンタル柄、ドットがおすすめです。春ならばやさしい色味のピンクなど、季節に合わせた選び方もおすすめです。
ちなみにですが、ネクタイをする必要があるかどうかについては、ネクタイは必ずしもしなくてはならないものではありません。特に気温が高くなる夏場は、いわゆるビジカジスタイルでもOKです。ただ、ネクタイを締めない場合でもジャケットを用意しておくと、写真撮影時にきちんとした姿で写真に残せるので用意しておくことをおすすめします。
お宮参り時のスーツスタイル4.靴&靴下
最後に靴と靴下ですが、靴はブラックのフォーマルな革靴が基本になります。足元に目がいきやすいライトブラウンなどのカラーは避ける方が無難です。靴下は、靴に合わせてダークグレーやネイビーなど靴に馴染むカラーを選びましょう。
見えづらいからと言って穴の開いた靴下などをうっかりはいてしまうと、祈祷などで建物に上がる時に恥ずかしい思いをしてしまいます。お宮参りのタイミングで新しい靴下をおろすのも手です。
お宮参り時の男性の服装における注意点&マナー
大事なセレモニーであるお宮参りの服装コーデは、以下の点に気を付けましょう。
カジュアルすぎる服装は避ける
お宮参りにさすがにTシャツ&短パンというスタイルを選ぶ方はいないと思いますが、カジュアル過ぎる服装はお宮参りのようなセレモニーの場には合いません。いつもよりも改まった服装をすることは、敬意を表すことでもあります。
お宮参りのようなセレモニーにTPOに合った服装をすることが、常識をわきまえた大人として求められます。ただ、お参りするだけだからと、カジュアル過ぎる服装で行くのは、空気が読めない痛い人となってしまいますので気を付けましょう。
ブラック&派手カラー&派手柄のネクタイは避ける
シンプルなカラーだからといってブラックのネクタイは避けましょう。ブラックのネクタイは“喪に服す”意味を表し、おめでたい場には合いません。
また、派手過ぎるカラーや目立つ柄のネクタイは、主役の赤ちゃんよりも目が行きやすくなるので避けましょう。
主役の赤ちゃんをメインに服装を統一
赤ちゃんが主役として引き立つ服装を心がけます。赤ちゃんの服装が洋装または和装によって、パパやママも赤ちゃんの服装に合うコーデにすると、まとまり感がある装いになります。お宮参りのようなセレモニーは、記念撮影をする機会となりますので、客観的に見た服装コーデが大事です。
季節&気温に応じた服装選びをする
赤ちゃんを産んだばかりのママを気遣う余裕を持つためにも、パパの服装は気温に対応しやすい服装選びをしましょう。寒い冬場は保温性が保てるウール、夏場は通気性の良い混紡素材など、気温に応じた上手な生地選びをすることや、裏地が無い仕様のものを選ぶなど、工夫して選ぶようにしましょう。
髪型や靴などのアイテムにも気を配る
お宮参りは、赤ちゃんが生まれて1ヶ月のタイミングを目安に行うこともあり、写真館での撮影や家族間での撮影など、とにかく画像として残す機会になるでしょう。将来、写真を見返した時に後悔しないためにも靴やカバン、髪型などまで気を配るようにします。
髪型は顔が見えるようにスッキリさせておくと、写真として残した時にきちんとして見えます。髪が長い方はワックスやスプレーなどを使ってスタイリングしましょう。ヘアアイテムを使用することで、髪の毛にツヤ感も出て洗練された印象になります。
お宮参りのおすすめメンズ服装コーデ
お宮参りにおすすめのメンズコーデを紹介します。
【春夏】ネイビースーツ×ホワイトシャツ×シルバーネクタイ
春夏は、爽やかさを感じるきちんとコーデがマストです。ネイビースーツとホワイトシャツのコーデは、清潔感を出しやすく季節に合わせた装いにピッタリです。首元に明るいシルバーのネクタイをすることで、重たくなり過ぎないのもポイントです。
【秋冬】ダークグレースーツ×ホワイトシャツ×ブルーレジメンタルネクタイ
秋冬は、落ち着いた色味のダークグレースーツとホワイトシャツの定番スーツコーデにアクセントとなる斜めストライプ柄のレジメンタルネクタイを合わせると、きちんとした印象にしつつも適度なオシャレ感が取り入れやすくなりおすすめです。
まとめ
今回、お宮参りの意味や、お宮参り時の男性向け服装の種類、お宮参り時の男性向け服装の選び方、お宮参りコーデの注意点&マナー、おすすめの男性向けお宮参りコーデなどについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。新しい家族の大事なセレモニーに合うオシャレなコーデができると、お宮参り当日も余裕をもって行動しやすくなります。これから、大事なセレモニーを迎える方はぜひ、コーデの参考にしてみて下さい。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。