ジャケットのインナーには何を着ますか?長袖のワイシャツ一択!というスタンスの方も多いかもしれません。ですが、クールビズが提唱されている近年は、半袖シャツをジャケットのインナーに使う方も増えています。そこで今回は、半袖シャツのインナー使いについて、ビジネスシーンに半袖シャツを取り入れる際の注意点やマナー、ビジネスシーンでの半袖シャツの選び方、半袖シャツを使ったビジネスシーンにおすすめのコーデについて詳しく解説&紹介していきます。
メンズ半袖シャツをビジネスで使用してもOKか?
そもそも半袖シャツをビジネスで使用しても良いか否か、気になる点だと思います。ビジカジならばOKなのか、正式な場ではNGなのかについて解説します。
ビジネスシーンで半袖シャツを取り入れるのは問題なし
結論として、ビジネスシーンで半袖シャツを取り入れるのは問題ありません。クールビズの基準として、半袖シャツは不可でもなんでもなく、快適に仕事に取り組む服装として可とされています。
ビジネスシーンにおけるメンズ半袖シャツのマナーや注意点とは?
では、半袖シャツをビジネスシーンに取り入れることについて全く問題が無いかというと、いくつか注意点があります。以下のマナーや注意点を知っておきましょう。
1.TPOに合わせる
まずは、TPOに合わせるのが基本になります。半袖シャツを可としているクールビズを提唱しているのは日本国内です。仕事で、海外に行くことが多い方は注意が必要になります。あくまで、その国に合わせたビジネススタイルを心がけましょう。
また、国内でも初めて会う方や取引先の方と接する場合は、スーツスタイルにネクタイが基本のスタイルになります。社内のみのリラックスしたビジネススタイルとは別だと考えておきましょう。
2.長袖ワイシャツを用意しておく
打ち合わせ、取引先への訪問など、ジャケットやスーツを必要とする場は多いでしょう。基本的にスーツやジャケットの中は長袖のワイシャツが基本です。特にスーツの場合は、スーツの袖口から、シャツの袖口の布地が適度に出ていることが正しいスーツの着こなしマナーとなります。
そのため、社内でも正式なスーツスタイルを求められる場合や、社外にスーツスタイルで出掛ける用事がある際などは、長袖タイプのワイシャツを合わせられるように、あらかじめ会社に長袖シャツを用意しておくと良いでしょう。
3. カラーはホワイトが基本
半袖シャツのビジネスにおける基本カラーはホワイトです。薄いブルーやストライプも定番のカラーや柄として使用できます。ネイビーやブラックなどは、職場の雰囲気に合わせて取り入れると良いでしょう。
4.半袖シャツの基本スタイルはノーネクタイ&第1ボタンを留めない
半袖シャツの基本スタイルは、ネクタイはせずに第1ボタンを外したスタイルです。クールビズの観点からネクタイを基本的にはしません。そういう意味でもスーツのインナーとしては、半袖シャツは適しているとは言えないスタイルだということになるでしょう。
5.首元から下着が見えない配慮をする
半袖シャツだけに限りませんが、首元から下着が見えないようにします。下着が見えると、身だしなみに気を使っていないように見えがちです。特にクルーネックタイプの下着は、第1ボタンを開けて着ることが多い半袖シャツから見えやすいので気を付けましょう。
メンズ半袖シャツのマナー&注意点まとめ
半袖シャツを取り入れる際のマナーと注意点についていくつか上記で述べましたが、簡単にまとめると以下の点を意識すればOKです。
・スーツスタイルの際のインナーに半袖シャツを使わない
・社内でのビジカジスタイルにおすすめ(あくまで職場の雰囲気に合わせましょう)
ビジネスシーンにおけるメンズ半袖シャツを選ぶ時のポイント
ビジカジスタイルに取り入れやすい半袖シャツ選びのポイントについて説明します。
ポイント1. 適度なフィット感のあるサイズを選ぶ
ポイントの1つ目は、ピタピタ過ぎず大きすぎない適度なサイズの半袖シャツを選ぶことです。ピッタリ過ぎると身体のラインが出やすくなるほか、動きやすさに支障が生じます。逆に大きすぎると、きちんと感がそこなわれてだらしなく見えてしまいます。ビジネスにはビジネスに合ったサイズ感を意識して選びましょう。
ポイント2. 落ち着いたカラー&柄を選ぶ
ポイントの2つ目は、ビジネスシーンにふさわしい落ち着いたカラーを選ぶことです。ホワイト、ブルー、ストライプ、ネイビー、グレーなど落ち着いたカラーを選びましょう。目を惹きやすいブランドのロゴは華美ではないタイプに留めます。
ポイント3.機能性付き半袖シャツを選ぶ
ポイントの3つ目は、機能性付きの半袖シャツを選ぶことです。通気性や消臭性、吸湿性、放湿性、ストレッチ性など素材や織り方など工夫された生地で作られた半袖シャツが豊富にあります。快適な生地素材を使った半袖シャツを選びましょう。
ポイント4. 第1ボタンを開けてもきちんとした襟元になるシルエットを選ぶ
ポイントの4つ目は、1番上のボタンを外しても襟元が崩れずキレイな形をキープできる襟の形を選ぶことです。基本的に半袖シャツは第1ボタンを外して着用します。そのため、ホリゾンタルやカッタウェイなど首元が大きく横に開いた襟の形を選ぶと、襟が下に下がりにくくなりキレイな襟元をキープしやすくなります。
メンズ半袖シャツを使ったビジネスシーンにおすすめのレイヤードコーデ
半袖シャツを使ったビジネスシーンにおすすめのレイヤードコーデをシーズンに合わせて紹介します。
【夏】
25度以上を越える気温の夏シーズンにおすすめのレイヤードコーデです。
ホワイト半袖シャツ×ライトグレージャケット
ホワイト半袖シャツとライトグレージャケットのコーデは、スタンダードな半袖シャツのレイヤードコーデです。ホワイトとライトグレーの軽やかさでスッキリとして見えるのがポイント。ボトムスはダークグレーやダークネイビーなどを選び、上下でメリハリ感のあるカラー選びをすると、バランスよく仕上がります。
ライトブルー半袖シャツ×ダークネイビージャケット
ライトブルー半袖シャツとダークネイビージャケットのコーデは、同色トーンのカラーでまとめることで、清潔感ある爽やかなスタイルに仕上がります。ボトムスはやや明るいグレーを選ぶと落ち着いた印象になり、大人にもピッタリの半袖シャツのレイヤードコーデを目指せます。
ボタンダウンブルー半袖シャツ×ダークネイビージャケット
ボタンダウンブルー半袖シャツとダークネイビージャケットのコーデは、ボタンダウンの程よいカジュアルさでダークカラーのジャケットも重くならず、軽やかに見せやすくなります。ボタンダウンの半袖シャツは、オックスフォード生地の中でも目の細かいロイヤルオックス生地タイプを選ぶと、ツヤ感が出て品よくまとめられます。
【秋口におすすめ】
暑さの残る秋口はまだ半袖シャツが活躍する時期です。少しずつ秋を感じるテイストを取り入れたレイヤードコーデを紹介します。
ライトグレー半袖シャツ×ダークベージュジャケット
ライトグレー半袖シャツとダークベージュジャケットのコーデは、ライトグレーの明るくスタイリッシュな印象とダークベージュの温かみあるジャケットの落ち着いた印象のバランスがよくマッチし、秋らしい雰囲気を感じる半袖シャツコーデを楽しめます。
ブラック半袖シャツ×ネイビーブレザー
ブラック半袖シャツとネイビーブレザーのコーデは、ダークトーンのカラーを組み合わせることで大人っぽいシックな印象に。ブレザーのメタルボタンが丁度良いアクセントになります。ボトムスにホワイトのパンツを合わせると、メリハリ感が出て、全体的にスッキリとしたイメージに仕上がります。
ホワイトシャツ×グレンチェックジャケット
ホワイトシャツとグレンチェックジャケットのコーデは、爽やかで清潔感あるホワイトの半袖シャツにグレンチェックの温かみのあるデザインを合わせることで、全体的に大人っぽく落ち着いたスタイルを目指せます。
まとめ
今回、半袖シャツのインナー使いについて、ビジネスシーンに半袖シャツを取り入れる際の注意点やマナー、ビジネスシーンでの半袖シャツの選び方、半袖シャツを使ったビジネスシーンにおすすめのコーデについて詳しく解説&紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。インナーは長袖派という方も、半袖シャツをインナーとして取り入れることで、少しでも涼しく快適に仕事に取り組みやすくなるのではないでしょうか。ぜひ、半袖シャツを取り入れてみて下さい。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。