サマージャケットは、着こなしコーデに取り入れるだけで、暑くダレがちな夏の装いもキリリッと引き締められる大人のキレイ目コーデに欠かせないアイテムです。羽織るだけでカジュアルなコーデも大人っぽい雰囲気にすることができ、爽やかな抜け感あるコーデなども目指せるのがポイントです。そこで今回は、特に働き盛り世代と言われる30代、40代、50代のメンズがビジネスシーンに取り入れやすいサマージャケットの特徴やメリット、選び方、取り入れ方、コーデなど詳しく解説&紹介をしていきます。
サマージャケットとは?
サマージャケットとは、“サマー”とつくように夏向きのジャケットを指します。キレイ目なスタイルをつくり、かつ快適な着こなしがしやすい点で優れており、各ブランドからも様々なシルエットや素材を使用したサマージャケットが販売されています。サマージャケットの中に合わせるインナーとの組み合わせを工夫することで、新鮮な着こなしコーデを目指せるのもポイントです。
サマージャケットの特徴
では、具体的なサマージャケットの特徴について順に解説していきます。
特徴1.通気性&放湿性に優れた生地
特徴1つ目は、蒸し暑い季節でも快適に過ごせるように通気性&放湿性に優れた生地を使用している点です。天然素材のコットンやリネン(麻)などはお肌が敏感な方でも取り入れやすく、汗を吸って素早く放湿してくれるのでベタつかず、快適な着心地を得られます。
また、人工素材のポリエステルやリヨセル、レーヨンなどを混紡した生地も使用されており、涼しいだけでなく、上品さと着やすさが得られる生地もあります。全体的に薄手生地で、サラリとした質感に仕上げられています。
特徴2.裏地や肩パッドなし
特徴2つ目は、裏地や肩パッドなしなどのつくりがされている点です。サマージャケットに裏地をつけない“清涼仕立て”であったり、芯地をつかわない“アンコン仕様”、芯地や肩パッド、裏地を使っていても軽量化や、通気性に優れた生地の使用、吸湿性や放湿性に優れた生地を使っていたり、夏場でも快適に着られる工夫されたつくりになっています。
特徴3. 袖の長さに種類がある
特徴3つ目は、袖の長さに種類がある点です。通常の手首ほどの長さのタイプ以外にも、5分や7分タイプがあり肌を覆う面積が少ないため、涼しく感じられます。袖の長さが短いほどカジュアルな印象になるので、ビジネスシーンに取り入れる場合は袖が短いタイプではない通常のタイプの袖丈がおすすめです。
特徴4.手 入れ がしやすい
特徴4つ目は、手入れがしやすいタイプが多いという点です。素材や加工によってはシワができづらく、シワができても戻しやすい性質を持ったサマージャケットが多く登場してきています。ウォッシャブル加工やイージーケア加工されていれば、自宅での洗濯も簡単です。汗をかいても気軽に洗えます。
特徴5. 明るいトーンが多い
特徴5つ目は、サマージャケットだけに明るいトーンのジャケットが多いという点です。季節柄、清涼感あるカラーが多く販売されており、ホワイトやライトグレー、ライトブルー、ストライプ柄などが多く見られます。また、定番カラーのネイビーやブラックの場合であっても、素材によって涼やかに見せられます。
メンズがサマージャケットを取り入れるメリット
サマージャケットの特徴を活かしたコーデは、大人メンズのスタイリングに大いに役立ちます。以下にてサマージャケットを取り入れるメリットについて説明していきます。
メリット1. 羽織るだけでオシャレな雰囲気にしやすい
メリット1つ目は、羽織るだけで簡単にオシャレな雰囲気にできるという点です。例えばポロシャツなどのラフなカジュアルアイテムであっても、ジャケットを羽織ることできちんとしたキレイ目に見せられるので、大人のオシャレにはピッタリです。
メリット2.旬なシルエット&ディティールを取り入れやすい
メリット2つ目は、ゆとりあるビッグシルエットであったり、袖が7分丈タイプであったり、細かいディティールにこだわったオシャレがしやすい点です。ビジネスシーンでは端正なシルエットを選ぶと失敗がありません。
メリット3.日焼け対策ができる
メリット3つ目は、サラッと羽織るだけで日焼け対策ができる点です。最近は男性も日傘を使ったり、日焼け止めを使ったりする方も増えてきましたが、荷物が増えるのがイヤという理由や日焼け止めのベタつきや手間が面倒という理由から日傘や日焼け止めを使わない方も多いでしょう。そんな時に、サマージャケットを羽織るだけで、焼けやすい腕や首などもソフトにカバーすることができます。
メンズにおすすめのサマージャケットの選び方
サマージャケットの選び方について知っておきましょう。選び方を知っておくと、シャツなどのインナーとも合わせやすくなります。
選び方1.機能面から選ぶ
選び方1つ目は、速乾性や通気性など機能面から選ぶ方法です。特に、春から夏にかけて梅雨などがあり湿度が高くなってくると、汗と共にイヤな臭いも発生しやすくなります。そんな場合に、消臭機能などもついていると、快適な着心地が得られます。軽量仕立てで軽い着心地などの機動性もポイントです。
選び方2.サイズから選ぶ
選び方2つ目は、サイズから選ぶ方法です。通常、ビジネスの場合は、ほどよいフィット感のサマージャケットを選ぶと、キレイに見せられるのでおすすめです。トレンドのビッグシルエットや5分袖などは、プライベートシーンに活躍させやすいでしょう。
選び方3.シルエットから選ぶ
選び方3つ目は、シルエットから選ぶ方法です。ビジネスシーンでは主張が強いデザインを避けて落ち着いたデザインを選ぶと、トラッド感あるキレイ目スタイルをしやすくなります。
選び方4.カラーから選ぶ
選び方4つ目は、カラーから選ぶ方法です。ビジネスは定番カラーを使った着こなしが必須です。ネイビーやグレー、ブラック、ベージュなど落ち着きあるカラーを選ぶと、インナーやボトムスのパンツともナチュラルに馴染ませやすくなります。
メンズサマージャケットの上手な取り入れ方
メンズのサマージャケットの取り入れ方にはコツがあります。ポイントについてまとめました。
ポイント1.キレイ目アイテムと合わせてきちんと感を出す
ポイント1つ目は、インナーもキレイ目アイテムを合わせてきちんと感をアップさせることです。ビジネスシーンでは、“誠実さや真面目さ”が服装にも問われるので、信頼感が得られるような着こなしをすることが大事になります。ワイシャツやドレスシャツなど、きちんとした印象になるインナーを選びましょう。
ポイント2.気温に応じて袖長さを調整
ポイント2つ目は、気温に応じた袖の長さを選択することです。7分袖ならば夏のビジカジコーデとしてOKな場合もあります。あくまで職場の雰囲気に合わせたサマージャケットの取り入れ方が大切ですが、袖の長さが変わることで格段に涼しさがアップします。
ポイント3.パンツ丈もジャケットの雰囲気に合わせて調整
ポイント3つ目は、ボトムスのパンツ丈も調整するということです。こちらも袖丈と同じように職場の雰囲気に合わせる必要がありますが、比較的自由な職場であればパンツ丈もアンクル丈やクロップド丈と組み合わせると、春夏らしいスタイリッシュな着こなしコーデを目指せます。
ポイント4.セットアップを選んで統一感を
ポイント4つ目は、セットアップにした取り入れ方です。上下別々に選べるセットアップは、体型や好みのフィット感に合わせられるほか、上下合わせることで統一感あるキレイ目コーデに仕上げやすくなります。
ポイント5.インナーとの組み合わせを考える
ポイント5つ目は、インナーとの組み合わせを考えた取り入れ方です。ポイント1つ目のキレイ目アイテムと合わせる部分に通じるところがありますが、サマージャケットと合わせた時に全体がキレイ目に仕上がるように、襟つきや首が詰まったシルエットやホワイトやベージュなどの抑え目カラーのインナーを選ぶと、ビジネスシーンも取り入れやすくなります。
ポイント6.小物とテイストを合わせる
ポイント6つ目は、小物のテイストなどに気を配った選び方です。シンプルなサマージャケットもカバンやシューズ、時計などのアイテムや小物をアクセントとしてプラスしてあげると、大人っぽい落ち着いたサマージャケットスタイルを目指せます。
メンズにおすすめのサマージャケットコーデ5選
サマージャケットを使ったメンズにおすすめの具体的なコーデを紹介します。
ホワイトサマージャケット×ブラックスラックス
ホワイトサマージャケットとブラックスラックスの組み合わせは、ホワイトサマージャケットに麻を使用することで、清涼感ある着こなしと麻のハリ感を活かしたキレイ目スタイリングが叶えられます。ボトムスに真ん中に折り目のあるセンタープレスされたパンツを選ぶと、よりきちんと感あるコーデを目指せます。
ホワイト&グレーストライプ柄シアサッカーセットアップ
ホワイト&グレーストライプ柄シアサッカーセットアップは、シアサッカーの凹凸感ある生地が肌にはりつきにくく、夏場も涼しく快適に着られるのでおすすめです。セットアップなのでボトムスのパンツも風が抜けていく心地よさを得られます。カジュアル感はありますが、統一性があることできちんとした印象をつくりやすいでしょう。
ライトベージュサマージャケット×ダークベージュシャツ
ライトベージュサマージャケットとダークベージュシャツとの組み合わせは、淡いトーンのサマージャケットが全体の清潔感をアップさせ、インナーに一段階暗いトーンの締め色シャツを合わせることで立体的なオシャレを楽しめます。ボトムスもインナーと同じく彩度が低めのニュアンスカラーを合わせると小粋です。
ネイビー・サマージャケット×ブラックポロシャツ
ネイビーサマージャケットとブラックポロシャツの組み合わせは、一見ダークトーン同士で暑苦しく見えがちですが、サラリとしたポリエステル素材をジャケットに使うことで、爽やかなサマージャケットコーデを目指せます。ボトムスのパンツはホワイトでバランスをとると爽やかな着こなしコーデになります。
ライトグレーサマージャケット×ホワイトシャツ
ライトグレーサマージャケットとホワイトシャツの組み合わせは、ジャケットがリネン(麻)の混紡素材であればより、爽やかな印象のジャケットコーデを目指せます。インナーにホワイトシャツ、ボトムスにタイトなストレートシルエットのスラックスを合わせれば大人っぽいスタイリッシュなハンサムコーデに仕上げられます。
まとめ
今回、30代、40代、50代のメンズにおすすめのサマージャケットの特徴やメリット、選び方、取り入れ方、コーデについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。サマージャケットを羽織るだけで大人のオシャレなコーデを簡単に目指すことができ、日焼け対策なども可能になります。ぜひ、積極的に春夏のコーデに取り入れてみてはいかがでしょうか。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。