スーツの中に合わせるインナーのメインはワイシャツやドレスシャツがメインとなりますが、寒い季節ならばニットをインして保温性を高めたり、暑い季節ならばポロシャツなどを選んで通気性を高めたりと季節に合わせたレイヤードスタイルにすることもあるでしょう。インナーを上手にスーツに取り入れることで、シンプルなスーツスタイルも季節感やトレンド感を取り入れた着こなしを目指せます。そこで今回は、スーツに合わせるインナー選びのメリットや、種類、選び方、注意点、コーデについて詳しく解説&紹介をしていきます。
スーツとは
スーツはジャケットよりもフォーマル感が高まる服装です。そのため、ビジネスや冠婚葬祭の礼服までスーツスタイルは幅広く取り入れられています。ジャケットに比べてきちんと感があり、上下セットになっていることで、全体的なシルエットに統一感のあるキレイな装いにすることができます。
ワイシャツとドレスシャツの違い
ちなみに、ワイシャツとドレスシャツは呼び方が異なるだけで仕様は一緒です。海外ではドレスシャツと呼ばれています。現在、日本ではドレスシャツはホワイトのシャツを指し、カラーや柄物を含むシャツをワイシャツと分けて呼ぶことが多いようです。
スーツに合わせるインナーを考えるメリットとは
スーツに合わせるインナーは、“きちんと感”が大切です。シンプルでありながら生地や柄にこだわることで、人と差をつけたオシャレなレイヤードコーデを楽しむことができます。
メリット1.清潔感あるスタイルをつくりやすい
まず、ビジネスで大事な“清潔感”あるコーデをつくりやすくなります。ビジネスでは信頼感が大切です。そのため、身だしなみに気を付けることは、相手の方からの信頼も得られやすさにつながると言っても過言ではないでしょう。
メリット2.立体感あるコーデを目指せる
つぎに、ワイシャツやドレスシャツのシルエットによって立体的なコーデを目指せる点が挙げられます。襟の形によっても雰囲気が異なるので、シーンや目的に合わせてスーツの中に着るインナー選びをするとオシャレ度もアップします。
メリット3.温かさとスタイリッシュさを兼ね備えたコーデもOK
春秋冬などのシーズンは、気温によってスーツの中のインナーにセーターやカーディガンなどを取り入れると温かく、スタイリッシュな着こなしを目指せます。タートルネックやクルーネックなどシルエットによっても印象が変わり、なりたいイメージに合わせたインナー選びができます。
スーツの中に着るインナー種類
ジャケットならば、カットソーやTシャツなどのインナーもOKですが、スーツに合わせるインナーという点から“きちんと感”あるシャツとニットの2つを紹介します。
ワイシャツ&ドレスシャツ:襟のシルエットで差をつけて
ワイシャツならば、カラーや柄をシーンや好み、スーツのカラーに合わせて選ぶと全体的にマッチしたコーデにしやすくなります。ホワイトのドレスシャツの場合は、襟のシルエットにこだわって選ぶことで襟元の印象を変えられます。
ニット:寒い季節にピッタリ
ニットは、春秋ならばスーツの中にそのまま活用したり、寒さの厳しい冬場ならばシャツにレイヤードして着たりすることも可能です。目の細かいハイゲージならばスーツに馴染み、大人のキレイ目レイヤードコーデをつくりやすいでしょう。
スーツの中に着るインナーの選び方
では、スーツの中に着るインナーの具体的な選び方について説明していきます。選び方はジャケットの中のインナー選びと同様に以下の選び方があります。
選び方1.カラーで選ぶ
選び方1つ目は、普段着ることが多いスーツのカラーに合わせた選び方です。ネイビーやダークグレーなど深みのあるスーツカラーならば、明るいトーンのシャツを選ぶとメリハリある配色でフレッシュな印象にしやすくなります。自分の肌に馴染むカラーから選ぶのもおすすめです。
選び方2.柄で選ぶ
選び方2つ目は、アクセントやポイントとなる柄を取り入れた選び方です。スーツのインナーにストライプ柄やチェック柄などを合わせることでこなれ感が出て、新鮮な着こなしコーデを目指せます。柄があることで華やかな着こなしも叶えられるでしょう。特にチェック柄は、大人のメンズコーデを魅力的に見せてくれるのでおすすめです。
選び方3.襟のシルエットで選ぶ
選び方3つ目は、襟のシルエットを使った選び方です。ビジネスシーンやフォーマルシーンなどTPOなく使いやすさを求める場合ならばレギュラーカラー、第一ボタンを外してリラクシー感ある着こなしをしたい場合ならばワイドカラーやホリゾンタルカラーなど、襟のシルエットから選ぶと、スーツにレイヤードした時にシンプルでありながら目的に応じた着こなしができるのでおすすめです。
選び方4.季節に合わせて選ぶ
選び方4つ目は、季節に合わせた選び方です。春から夏にかけて気温が上がってくると通気性や吸水性があるオックスフォード生地やシアサッカー生地など選ぶと快適でスッキリとした装いになり、冬場であればニットを重ねると温かく着心地の良いレイヤードコーデを楽しめます。
スーツのインナー選びでの注意点
スーツの中に着るインナーは“上品さ”や“清潔感”が大事です。以下の点に気を配ったレイヤードの仕方をしましょう。
注意点1.身体に合ったサイズを選ぶ
身体のサイズに合わないシャツはだらしない印象を与えます。肩幅に合い、着用した時に指でつまめる程度のゆとりのものを選ぶと、動きやすさとキレイさをキープしやすくなります。ピッタリしすぎやブカブカすぎるサイズは避けましょう。
注意点2.シーンに合わせた色・柄・襟の形を選ぶ
ワイシャツやドレスシャツの基本のカラーはホワイト、襟のシルエットはレギュラーカラーやワイドカラーが定番になります。それ以外のカラーや柄、襟のシルエットにしたい場合は、シーンを考えて取れ入れるようにしましょう。
注意点3.下着のカラーにも気を配る
シャツから透けて見える下着は気を使った身だしなみとは言えません。ホワイトのシャツの場合は下着のカラーが透けやすいので、ホワイトもしくはベージュ、ライトグレーを選びましょう。
メンズにおすすめのスーツとインナーのコーデ5選
スーツにレイヤードして着るからこそ、きちんとした見た目と着心地にこだわったコーデがおすすめです。メンズスーツとぜひ合わせたいインナーのおすすめコーデについて紹介します。
ネイビー・紺色スーツ×ホワイト・白色シャツ
ネイビースーツとホワイトシャツの組み合わせは、トラッドな雰囲気のネイビースーツにホワイトシャツの清潔感が加わることで、信頼感や清涼感が得られます。ビジネスから式典などのオケージョンまでさまざまなシーンに合わせたスタイルに取り入れられ便利です。
ネイビースーツ×ブラックタートルネックニット
ネイビースーツとブラックタートルネックニットの組み合わせは、素材の統一感を図ることで違和感なく馴染ませられます。目の細かいハイゲージタイプを選んで上品なイメージに仕上げるのがコツです。
ライトグレースーツ×ライトブルーシャツ
ライトグレースーツにライトブルーシャツの組み合わせは夏シーズンのビジカジにもピッタリのおすすめコーデです。スーツとシャツのカラートーンを明るめにすることで、清涼感が得られて見た目もスッキリとした印象になります。
ライトグレー・スーツ×ホワイトシャツ
ライトグレースーツとホワイトシャツの組み合わせは、シャツの襟のシルエットをワイドカラーを選ぶと、ダークネイビーベースのレジメンタル柄などアクセントとなるネクタイなどと合わせた時に、襟元がスッキリとさせられます。ネクタイにポイントをつけたい時に選びたいおすすめのコーデです。
ダークグレースーツ×ネイビーギンガムチェックシャツ
ダークグレースーツとネイビーギンガムチェックシャツの組み合わせは、ギンガムチェックのカジュアル感にトーンを抑えたダークグレースーツを合わせてバランスをとってあげることで、ビジネスシーンでも活用しやすいオシャレなスタイリングを目指せます。
まとめ
今回、スーツに合わせるインナー選びのメリットや、種類、選び方、注意点、コーデについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。スーツの中に着るインナーにこだわることで、見た目の印象もグッと変えることができます。ぜひ、目指したいイメージや季節などに合わせてスーツとのインナーのレイヤードコーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。