スーツよりも気軽に着られるジャケットのインナーには何を選ぶのが正しいのか迷ってしまうことはありませんか?ジャケットはビジネス以外にもプライベートシーンでも活躍する万能アイテムです。だからこそ、目的に合ったインナー選びをすることで、きちんと感ある着こなしからカジュアル感ある着こなしまで幅広く楽しむことができます。そこで今回は、ジャケットに合わせるインナーのメリットやおすすめのインナー、選び方、注意点、メンズにおすすめのインナーコーデについて詳しく解説&紹介をしていきます。
ジャケットとは
そもそもジャケットとは何か?と改めて聞かれると答えに困るかもしれません。ジャケットは、スーツの上着と違い“カジュアル”を意識したつくりになっています。生地の種類が多く、着丈もスーツに比べて短め丈でつくられていることが多い傾向です。
また、様々なインナーとレイヤードして着ることを想定して薄くつくられていることが多く、肩パッドなども省かれている場合が多いでしょう。ポケットの有無などの違いも見られます。
ジャケットに合わせるインナーにこだわるメリットとは
ジャケットに合わせるインナーにこだわることで、下の3つのメリットが得られます。ポイントを押さえたインナー選びをすれば、マンネリしがちなジャケットコーデも新鮮さを取り入れられます。
メリット1.カジュアル化に対応したスタイルに仕上がる
ビジカジやクールビズなどリラックス感ある着こなしに寛容になってきた今、“カジュアル感”ある着こなしはコーデの中でもポイントになります。そのため、インナーにもこだわることでトレンドに合った着こなしを目指せます。
メリット2.コーデに奥行きをつくれる
インナーのシルエットによって、ジャケットを羽織った時に奥行き感を出したオシャレを楽しめるのもポイントです。のっぺりとせずメリハリのあるコーデにしやすくなります。
メリット3.インナーで印象を変えられる
レイヤードするインナーの柄やカラーによって雰囲気を大きく変えられます。同じジャケットであってもインナーによって服装のイメージを変えられるので、幅広い着こなしを目指せます。
ジャケットのインナーの種類
ジャケットのインナーの種類はおおよそ4種類に分けられます。アイテムごとに説明していきます。
シャツ:王道キレイ目カジュアルコーデに
シャツは、もっともスタンダードなインナーになります。シャツには襟ありと襟なしがあり、最近は襟が小さいスタンドカラータイプも人気となっています。ボタンダウンなどカジュアル感あるシルエットやジーンズ生地素材などもカジュアル感が出しやすいでしょう。
Tシャツ&カットソー:こなれ感あるカジュアルスタイルに
Tシャツ&カットソーは、簡単にカジュアルダウンできるインナーです。シャツよりもカッチリとしすぎることなくこなれ感あるスタイルにしたい時におすすめです。動きやすく快適な着心地を得られます。
パーカー・スウェット:よりリラックス感あるコーデに
パーカー・スウェットは、きちんと感のあるジャケットを一気にカジュアルダウンさせるインナーになります。親しみやすいアイテムなのでジャケットの中に取り入れると、ホッとできるリラックス感ある着こなしを目指せます。
ニット:寒い季節にピッタリ
ニットは、春先や秋、冬場にピッタリのインナーになります。シャツよりもやわらかい雰囲気になり、大人のレイヤードコーデにもおすすめです。タートルネックやカーディガンなどシルエットも豊富なので、好みや目的に合わせて選べます。
ジャケットのインナーの選び方
インナーの種類について説明してきましたが、インナーの選び方を知るとさらに幅広い着こなしを目指せます。インナーの選び方について説明していきます。
選び方1.シルエットで選ぶ
選び方の1つ目は、シルエットで選ぶ方法です。ジャケットのインナーに迷ったらまずは無難な襟つきシャツを選ぶと良いでしょう。襟があるタイプを選ぶことで、きちんと感あるビジカジスタイルも簡単に仕上げられます。ボタンダウンタイプシャツもおすすめです。
選び方2.カラーで選ぶ
選び方の2つ目は、カラーで選ぶ方法です。定番カラーであるホワイト、ブラック、ネイビー、ベージュはジャケットのカラーに合わせやすく、統一感ある着こなしも簡単です。アースカラーと呼ばれるカーキなどの落ち着いた色味も肌馴染みが良くおすすめです。
選び方3.柄で選ぶ
選び方の3つ目は、柄で選ぶ方法です。ストライプや水玉、チェック、幾何学模様など多くの柄があり、ジャケットのインナーに使うことでアクセント使いできます。また、生地の織り方を工夫することで柄や模様を楽しめる生地もあるので、好みに合わせたインナー選びが可能です。
選び方4.季節に合わせて選ぶ
選び方の4つ目は、季節に合わせた選び方です。冬ならばニット、夏ならば半袖のTシャツやポロシャツなどを合わせて季節感のあるレイヤードスタイルにすると、快適でセンスを感じるコーデを目指せます。寒い冬の季節から春の季節に春をイメージしたやわらかな色味や素材をインナーに取り入れるたりすることで、グッとステキなスタイルに仕上がります。
ジャケットのインナー選びでの注意点
ジャケットに合わせるインナー選びにも注意点があります。ついやりがちなことではありますが、ここを気を付けないと一気にダサく見えてしまったり、ダラしなく見えてしまったりするので気を付けましょう。
注意点1.ビッグシルエットを避ける
まずは、サイズ感です。ビッグシルエットはジャケットとレイヤードした時に膨らんでしまい、モッサリとして見えてしまいます。ジャケットのインナーには、ジャストフィットサイズを選ぶとスッキリとして見えるのでおすすめです。
注意点2.首元のシルエットに気を付ける
つぎに、首元のシルエットに気を付けましょう。特にTシャツなどは襟元のリブが伸びてしまっていると、ダラしなく見えてしまいがちです。首元が開いていない方がジャケットとのバランスも良く着やすいでしょう。首がつまったシルエットは、トレンド感ある着こなしが目指せるのでおすすめです。
注意点3.派手カラーや大柄は慣れるまで控える
インナーに派手カラーや大柄を合わせてアクセント使いするレイヤードコーデは、全体のバランスを見ながら取り入れるのが鉄則です。レイヤードスタイル初心者の方は、色々なレイヤードスタイルに慣れてきたら、チャレンジしてみると良いでしょう。
メンズにおすすめのジャケットとインナーのコーデ5選
定番カラーやニュアンスカラー、柄、素材、シルエットなどからメンズにおすすめのコーデを紹介します。
ネイビージャケット×ベージュシャツ
トラッド感のあるネイビーのジャケットにマイルドなベージュシャツを合わせると、メリハリのある配色ながらやわらかい印象になり、落ち着いた大人っぽいコーデに仕上げられます。ボトムスにホワイトのパンツを合わせると、爽やかで上品なイメージになるので、夏のコーデにもおすすめです。
ベージュジャケット×ホワイトTシャツ
カジュアルな印象にしやすいベージュジャケットにホワイトTシャツを合わせれば、同じトーンの配色となるため、カジュアルなイメージのTシャツを使っても全体的にまとまり感のある上品なコーデに仕上げられます。顔周りも明るい印象になるので、初めて会う人がいる場合などにも使いやすいコーデです。
ライトグレージャケット×ブラックパーカー
ライトグレーとブラックのモノトーンのカッチリとしやすいコーデは、ジャケットの素材と異なる素材をインナーに使うと、より都会的でスタイリッシュなコーデになります。足元はホワイトスニーカーを合わせると、全体的に小粋な服装コーデに仕上げられます。
ブラウンジャケット×グレーニット
ブラウンジャケットにグレーニットは、落ち着いたカラーの組み合わせで秋冬の組み合わせにおすすめです。ボトムスもグレーのパンツで配色を馴染ませると、カジュアルでありながらもきちんと感が出せるので、ビジネスシーンにも取り入れやすいでしょう。よりカジュアル感を出すならば、グリーンやワインレッドなどのアクセントとなるインナーもおすすめです。
ベージュジャケット×ブラックポロシャツ
軽快感のあるベージュジャケットに締め色のブラックポロシャツをインナーとして使うことで全体が引き締まり過ぎずにやわらかさとスタイリッシュさのバランスの良い着こなしコーデを目指せます。カジュアルなポロシャツもブラックポロシャツを選ぶことで、クールな印象になり大人のカジュアルコーデに合います。
まとめ
今回、ジャケットに合わせるインナーのメリットやおすすめのインナー、選び方、注意点、メンズにおすすめのインナーコーデについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。ジャケットのインナーの種類によってキレイ目なカジュアルコーデも簡単につくれます。好みに合わせたインナー選びをして、抜け感あるコーデにぜひトライしてみてはいかがでしょうか。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。