“ボーダー”は、普段あまり柄を着ない方でもTシャツやロンT、ニットなどのトップスなどのカジュアルスタイルに取り入れやすい王道の柄ではないでしょうか。1枚で着てもレイヤードしてもサマになり、キレイ目スタイルのファッションに取り入れやすいでしょう。そこで今回は、ボーダーの定義やボーダーの魅力、ボーダーの種類、ボーダー柄を使ったおすすめのコーデについて詳しく解説&紹介をしていきます。
ボーダーとは
ボーダーは、いわゆる“縞模様”です。日本では横に平行に並んだ縞模様を“ボーダー”として呼び、縦に並んだ並行の縞模様を“ストライプ”と認識していることでしょう。
ですが、実は海外では縦でも横でも並行に並んだ縞模様はどちらも“ストライプ”として認識されており、ボーダーという呼び方は日本ならではの呼び方と言えます。
ボーダーの魅力
ボーダーの魅力は、ボーダーの幅を示す“ピッチ”によってキレイ目からカジュアルまで幅広い着こなしができる点です。こなれ感やラフな雰囲気を簡単に出すことができ、ほどよくリラックスした都会派スタイルを目指せます。
ボーダーもベースのカラーと縞部分のカラーの組み合わせによってガラリと印象を変えることができ、爽やかなマリンスタイルからスパイス的な使い方をした個性派スタイルまで自由自在です。
また、地味になりがちな無地のみのモノトーンスタイルもボーダー柄にしてみることで、オシャレなモノトーンコーデに仕上がります。暗くなりがちな冬場のコーデにもボーダーを取り入れることで、全体的に明るい印象のコーデに仕上げやすくなるでしょう。
ボーダーの種類
ボーダーには実は多くの種類があるのをご存じでしょうか。等間隔に並んだ縞模様以外にも縞模様が二重だったりするタイプやカラフルに縞模様が並んだタイプだったりするものも見られます。順に見ていきましょう。
一般的なボーダー:シングルやダブルのオーソドックスな縞模様
一般的なボーダーは、シングルやダブルに並んだ縞模様タイプで最も目にすることが多いボーダー柄でしょう。縞模様の幅のピッチによって着こなしのイメージを変えることができ、シックからカジュアルな印象までイメージに合わせられます。
ピッチが細かいタイプを選べば、縞模様のコントラストが弱まり無地感覚で着やすいでしょう。ストライプ初心者の方にもおすすめです。
ランダムボーダー:リズミカル感ある縞模様
ランダムボーダーは、年代問わずシンプルに着やすいボーダーの種類でもあります。縞模様の幅がランダムだったり、一定の決まりで配置されていたりするため、縞模様のコントラストに目が行きにくくなり、デザイン性を感じる柄に見せやすくなります。
ベースに落ち着いたカラーを選ぶとシックな印象になりやすく、明るい色をベースに選ぶと一捻りあるセンス感あるボーダー柄を楽しめるでしょう。
パネルボーダー:着やせ効果や爽やか効果に期待ができる縞模様
パネルボーダーは、袖口や首元が無地になっていることで、抜け感が出しやすくなります。特に、顔まわりに柄を抑えた無地にすることで、顔を明るく見せて小顔に見せやすい効果に期待ができるでしょう。目の錯覚を使った着やせ効果にピッタリのボーダーです。
グラデーションボーダー:立体感ある縞模様
グラデーションボーダーは、多色使いしたタイプからモノトーンなど色味を抑えたタイプまで豊富です。
多色使いしたタイプならば全体のコーデのアクセントにピッタリの着こなしを目指すことができ、モノトーンのグラデーションタイプならばキレイ目なスタイルに仕上げやすいでしょう。モノトーン以外にも単色のグラデーションは、上品なイメージに仕上げやすく大人のカジュアルスタイルにもおすすめです。
マルチボーダー:多色使いや太さの違う縞模様
マルチボーダーは、多色使いした縞模様や太さの異なる縞模様が特徴のボーダーです。どこか懐かしい感じがするレトロ感を楽しむことができ、ヴィンテージっぽさを求める方におすすめのボーダーです。シンプルなボトムスに合わせるとバランスが取りやすいでしょう。
おすすめのボーダー柄ファッション
ボーダー柄はトップスにもってくるのがスタンダードな取り入れ方になります。1枚で着たり、コーデの上からアクセント使いしたり幅広い着回しができるでしょう。
また、ボトムスやアイテムにボーダー柄を取り入れる上級者コーデもおすすめです。具体的なボーダー柄のおすすめコーデについて紹介していきます。
カットソー×ボーダー
着心地の良いカットソーにボーダー柄を取り入れれば、簡単にスポーツテイストからジャケットを羽織ったトラッドテイストまで幅広く対応可能です。
長袖タイプのボーダーカットソーならば、20〜24度くらいの春シーズンは1枚で着用して爽やかなスタイルも楽しめます。また、気温が15〜19度ほどの秋シーズンならばジャケットやカーディガンなどとレイヤードして着てもステキです。
Tシャツ×ボーダー
ボーダー柄のTシャツは25〜29度などの夏シーズンや30度以上の真夏日にピッタリなアイテムです。汗をかきやすい気温でもマリンテイストの涼やかさでキレイ目に仕上げやすいでしょう。
シンプルでありながら清潔感を出しやすいのもボーダー柄のTシャツの魅力です。ボトムスはベージュ・薄茶色やオフホワイト・生成色のような明度の高いカラーのチノパンなどを合わせて軽さが出るようにするとバランス良く仕上げられます。
ニット×ボーダー
ボーダー柄のニットは、秋や冬場の暗いカラーでまとめがちなコーデにこなれ感や抜け感を出すのにピッタリのアイテムです。18〜22度くらいの冬シーズンに活躍するアイテムです。
ピッチがやや広めのボーダー柄のニットを選び、ボトムスはいつものデニムをチョイスしてカーキ・桑茶色のブルゾンなどのカジュアルテイストの羽織物を合わせると重さの出ないボーダー柄ニットコーデを楽しめます。
カーディガン×ボーダー
ボーダー柄のカーディガンは、春・秋から冬シーズンまで取り入れやすいでしょう。サラリとレイヤードした着こなしも良いですが、さらにオシャレに見せたい方には肩掛けするといった取り入れ方もおすすめです。
難易度が高い様に感じる方もいるかもしれませんが、ラフ感を意識した掛け方がポイントになります。また、カーディガンは肩幅に合わせると、もったり感が出ずにスマートに仕上がります。カーディガンの中に合わせるインナーは無地のシャツやカットソーなどを選びます。
ボートネック・ハイネック・モックネック×ボーダー
首元を覆うシルエットのボートネックやハイネック・モックネックも冬場などの気温が低い時期に活躍するアイテムです。首が細い方にもおすすめのシルエットで、ボーダー柄が首元にくることにより顔周りを華やいだ印象にしやすくなります。
インナーに襟のあるホワイト・白色のドレスシャツなどをチラリと首元に見せてもこなれ感が出てオシャレです。顔色を明るく見せたい方は、ボーダー柄のボートネックを選ぶと、シャツの面積が多くなることで全体的にバランスよく仕上げられます。カジュアルな時のスーツやジャケパンスタイルのインナーとしてもおすすめです。
セーター×ボーダー
ボーダー柄のセーターは、ザックリとした質感のセーターを選べば、ボーダー柄をシンプルに楽しむこともできます。グラデーションタイプやピッチが太いタイプであれば1枚でアクセントの効いたコーデにしやすいでしょう。
また、上記で挙げたシャツと合わせるコーデもおすすめです。襟の開き具合に合わせてシャツもスタンドカラーなどと組み合わせてみると、キレイ目なカジュアルコーデを目指せます。
ハーフパンツ×ボーダー
ボーダー柄のハーフパンツは、いつものシンプルなボトムスにマンネリ感を抱いている方にもおすすめのアイテムです。丈の短いハーフパンツだからこそボーダー柄を選べばマリンテイストがより感じられ、真夏のコーデとしてもピッタリです。
下半身にインパクトがある分、上半身は無地を選ぶとボーダー柄のハーフパンツとバランスがとりやすくなります。ハーフパンツはカジュアルな印象が強いので、トップスにきちんと感のあるボタン付きシャツを合わせると、ラフ過ぎないキレイ目なカジュアルスタイルを作りやすくなります。
シューズ×ボーダー
ボーダー柄のシューズはオシャレ上級者の方にもおすすめのアイテムです。小さい面積にインパクトのあるボーダー柄を取り入れることで、一気にオシャレ感のあるコーデを目指せます。
ピッチが細かいものを選ぶと落ち着いた印象にしやすくなり、無地感覚で使いやすくなるでしょう。スリッポン型のエスパドリーユはキャンパス地にジュートが使われた季節感あるシューズなので、ボーダー柄とも相性が良くおすすめです。
まとめ
今回、ボーダーの定義やボーダーの魅力、ボーダーの種類、ボーダー柄を使ったおすすめのコーデなどについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。ボーダー柄について詳しく知ることで、王道カジュアルスタイルから大人っぽいキレイ目なカジュアルスタイルまで幅広い着こなしコーデにトライしやすくなったのではないでしょうか。今回の記事が、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店での上手なお買い物のヒントになれば幸いです。