クールビスやオフィスカジュアルの定番であるポロシャツは、暑さが増してくる季節を中心に快適に過ごしやすくする機能的なウェアアイテムです。特にビジネス仕様のビズポロは、カジュアルなイメージのポロシャツをキレイ目に仕上げられます。そこで今回は、スーツとポロシャツの組み合わせについてやポロシャツとビズポロの違い・スーツスタイルに合わせたポロシャツの組み合わせポイント・注意点などについて詳しく解説&紹介をしていきます。
スーツとポロシャツの組み合わせについて
2012年に環境省から本格的なクールビズの服装として推奨されるようになったポロシャツは、ノーネクタイでも過ごすことができるため、暑さをしのぎやすく夏のビジネスシーンに定着した装いとなりました。
また、夏場だけではなくスーツのインナーとしてポロシャツを組み合わせたビジネスカジュアルの装いとしても定番となり、よりポロシャツを取り入れたスーツスタイルコーデが世間でも注目されてきています。
ビズポロとはなにか
ビスポロは、ビジネスシーンに合わせて取り入れやすくデザインされたポロシャツです。機能的かつキレイ目に仕上げられるラインが特徴で、ワイシャツと同じような感覚で着られるのが魅力です。
ポロシャツとシャツ・ワイシャツとの違い
ポロシャツとシャツ・ワイシャツとの違いは、まずは形状が挙げられます。ポロシャツは上から被るプルオーバー仕様が主流、ワイシャツは前開き仕様がスタンダードです。ポロシャツの中には前開き仕様のタイプもありますが、多くはプルオーバー仕様となっています。
また、生地の作り方が異なります。多くのポロシャツはニット編み、ワイシャツは平織りで作られており、見た目でも違いが簡単に判別しやすいでしょう。伸縮性・消臭性・放湿性・速乾性などの多くの機能性に特化しているのもポロシャツの特徴です。
ビズポロとポロシャツとの違い
では、ビズポロとスタンダードなポロシャツの違いが何になるのかと言うと、ビズポロはポロシャツよりもワイシャツのイメージに近いデザインに仕立てられている点になります。
生地自体は一般的なポロシャツと基本的に同じですが、首元の立ち上がり部分が一般的なポロシャツと大きく異なります。首元の立ち上がり部分を台襟(だいえり)と呼びますが、台襟があることで立体感あるキレイなフォルムを作ることができます。
また、襟の先端にボタンホールがありボタンが留められるようになった仕様のボタンダウンが主流となっており、ネクタイを締められるのも特徴です。ビズポロには前開きタイプもあります。
スーツとポロシャツの組み合わせポイント
カジュアルになり過ぎずオフィスでもスーツにポロシャツが自然に取り入れやすくなるポイントについて順に見ていきます。
①ポロシャツの着方
ポロシャツの着こなし方によってもスーツにポロシャツの組み合わせの印象が変わってきます。
襟
襟は、ワイシャツと同様に立てないのが基本です。ボタンダウンタイプや襟の開きが広くとれるワイドカラータイプだと、ポロシャツを着た時も首回りがキレイに見えるのでおすすめです。ワイドカラーは、襟元が開いていることでネクタイをしなくても首回りをスッキリと見せることができ、ポロシャツにネクタイを締めた時も結び目が襟に隠れずキレイに見せられます。
裾
裾は、裾部分が出ているか出ていないかで見た目の印象も変わります。裾をインするタックインは、ベルトをすることでビジネスシーンにもマッチしたポロシャツコーデに仕上げられます。裾が長いタイプだともたついてしまいキレイに収められないため、インしやすい丈のポロシャツを選びましょう。
裾をアウトするタックアウトは、かなりカジュアルな雰囲気になるのでビジネスの場でポロシャツを着用する時はタックインがベストと言えます。
ボタン
ボタンは、時と場合によって全て留めるかどうかを判断します。社外の方と接する際はワイシャツ着用が前提となりますが、社内での会議などに参加する場合などにはボタンを全て留めてきちんと感を出すことで対応しやすくなります。
個人での作業中などは、1番上のボタンを外しても問題ありません。2つ以上ボタンを外してしまうと、襟元のラインが崩れて襟元がだらしなくなるため避けましょう。
②スーツインナーにおけるポロシャツのサイズ感
スーツのインナーとして活用することで夏場だけではなく、季節を選ばずポロシャツを取り入れることができます。
ジャスト
ジャストサイズは、身体のラインに適度なゆとりを持たせられるので、身体のラインを拾い過ぎずジャケットを脱いだ時もキレイなラインをキープできます。また、タックインした時もスマートにポロシャツを着こなしやすくなります。
タイト
タイトサイズは、スタイリッシュに見せられるメリットがある一方、体格が良い方が着用すると身体のラインがそのまま出てしまい、オフィスの雰囲気にふさわしいとは言えません。また、生地が薄いと下着が透けて見えてしまう恐れがあるので、生地の厚さにも気を配る必要があります。
スーツとポロシャツの組み合わせにおける注意点・マナー
スーツにポロシャツを組み合わせる時に注意しておくべき点やマナーについて確認しておきましょう。
雰囲気に合わせたポロシャツ選びをする
スーパークールビズやオフィスカジュアルでポロシャツの着用は認められてはいても、あくまで職場の雰囲気に合わせてポロシャツを取り入れるようにします。年輩の紳士が多い職場ならばワイシャツが主流である場合もあるでしょう。ワイシャツに近い前開きタイプのポロシャツだと、違和感なくスーツに組みわせやすくなります。
カラーの印象を考えたポロシャツ選びをする
色は見た目の印象にも大きく影響するため、ビジネスシーンに合ったカラーを選びます。無地が望ましいですがワイシャツと同じようにストライプ柄も取り入れることもできます。あくまで馴染みやすい控えめな柄を選びましょう。ワンポイントも目立ちにくいものならばOKです。
ダークカラー
ブラック・黒色やグレー・灰色、ネイビー・紺色などのダークカラーだとスーツに馴染みやすくオフィスでもポロシャツを取り入れやすくなります。ジャケットと同色系統にすることで浮かずに全体的にまとまったコーディネートを目指せます。
ライトカラー
ホワイト・白色やライトブルー・薄青色などのライトカラーのポロシャツならば、汗ばむ季節のスーツコーデも涼し気に見えるのでおすすめです。爽やかな印象にしたいならば青色系統、やわらかい印象にしたいならばブラウン・茶色とホワイト・白色の中間色などマイルドな色味を選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回、スーツとポロシャツの組み合わせについてやワイシャツやビズポロとの違い・スーツとポロシャツの組み合わせ方のポイント・注意点などについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。ポロシャツの特徴を知ることでスーツに合わせたコーディネートもしやすくなったのではないでしょうか。ぜひ、メンズ通販サイトや紳士服店での買い物の参考にしてみて下さい。今回の記事がスーツやポロシャツ選びの参考になれば幸いです。