新社会人になるにあたってリクルートスーツを使い続けてもいいのか、どんなタイプのスーツを新たに購入すれば良いのかなど疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新卒の方など新社会人となる男性と女性に向けて、新社会人におすすめのスーツの選び方や男女別新社会人向けスーツコーディネートなどについて詳しく解説&紹介をしていきます。
就活スーツ(リクルートスーツ)はいつまで着られるか
まずは、就活スーツ(リクルートスーツ)がいつまで着られるかですが、就活スーツの多くは学生の方でも手が届きやすい価格で作られた化繊素材のスーツが主流であるため、一般的な社会人用スーツ素材と比べると、見た目や耐久性の違いなどが出てきます。くたびれた印象になる前に新たに購入しておくと良いでしょう。
新社会人用スーツの購入時期ベストは研修終了後
リクルートスーツから新社会人向けのスーツスタイルに切り替えるポイントは、新人研修終了のタイミングがベストと言えるでしょう。研修を終えて実際の業務に入る時期に合わせて新社会人らしいスーツを購入しておくと、慌ててスーツを購入する心配を無くせます。
新社会人用スーツの選び方ポイント
新社会人に向けてふさわしいスーツ選びのポイントを以下にまとめました。順番に見ていきましょう。
スーツ数は最低でも3着以上そろえておく
スーツの数は、最低でも3着持っていると汚した時も替えがあるため余裕を持てます。2着で着回すよりも3着用意することで、スーツの傷みもより軽減しやすくなり汗をかいても完全に乾かしてから着用できます。
スーツが傷む原因として多いのは実は汗が理由になることが多く、完全に乾かすことでイヤな臭いも抑えやすくなります。特にアクティブに動く営業職などに就いた方は、スーツを最低でも3着は用意しておくと良いでしょう。
定番カラーでシンプルなスーツを用意
スーツの色味や柄は、ダークネイビー・濃紺色やダークグレー・濃灰色、ブラック・黒色の落ち着いたカラーの無地がおすすめです。リクルートスーツと違って柄を取り入れたい場合は、シャドウストライプなど控えめな柄をチョイスすると目立ち過ぎず良いでしょう。スーツのボタン数は2つタイプがスタンダードです。
新社会人用スーツの相場
新社会人におすすめのスーツは、リクルートスーツよりも上質な生地感や機能性が欲しい ところです。相場は2〜4万円台とされており、きちんとしたスーツスタイルが維持できるように無理のない範囲であらかじめ予算を組んでおくと良いでしょう。
新社会人用スーツにおすすめの機能は7つ
実際の業務に入るにあたり、スーツについていると嬉しい機能性について解説していきます。
①ストレッチ性
ストレッチ性があることで動きやすさはもちろん、長時間着用しても疲れにくくなります。営業職などアクティブに動き回る職種の方には特にオススメの機能です。また、職場へ通勤する際に最寄り駅まで自転車を使う場合などにもストレッチ性があるスーツだと快適です。
②シワ(皺)防止加工
シワ(皺)防止加工されたスーツだと、座ったり立ったりした時の折りシワやジャケットを脱いで手に持ったりした場合につくシワが気にならず便利です。
③ウォッシャブル加工
ウォッシャブル加工されていると自宅で気軽に洗濯できるので、クリーニング店に依頼するコストも節約できます。アイロンがけが必要ない防シワ加工がされているタイプも多く出ており、新社会人の頼れるスーツアイテムになります。
④吸水速乾性(通気性)
吸水速乾性(通気性)があると、汗ばむ季節も素早く汗を吸収して放湿することができます。乾きやすければ梅雨時のお手入れもしやすくなります。汗をかきやすい方におすすめの機能です。
⑤防臭性
防臭性は、汗などの臭いや体臭、臭いが染み付きやすい環境での抑制効果が期待できます。新社会人の方は初めての仕事で緊張を強いられる場面も多いでしょう。あると嬉しい機能です。
⑥撥水性
撥水加工されていると、外出先で急な雨に降られた時に乾かす手間が省けて手入れが楽になります。また、乾きが早くなることで生地も傷みにくくなります。
⑦収納性
収納性にも優れたスーツだと、内ポケットや外ポケットにメモやペンを入れておくことができるので、メモを取りたい時に素早く取り出せて便利です。
新社会人用スーツとして避けるべきスーツスタイル
新社会用スーツとしてふさわしくないスーツは、派手な色味や柄以外にも気を付けるポイントがあります。
スリーピース
スリーピースは、華やかな装いができパーティーなどでは映えるスーツスタイルを作れますが、謙虚な姿勢が求められる立場を求められる新社会人の装いとしてはNGです。寒さが気になる場合は、スリーピースではなく裏地が付いているスーツを選んだり、保温効果のあるインナーを取り入れて対策しましょう。
目立つ柄や生地
派手な柄は色はもちろんNGですが、色味は控えめでも光沢感が強過ぎるスーツも目立ちやすいので注意しましょう。海外製のスーツはツヤ感が強めのタイプが多く見られるので新社会人の方は控えると良いでしょう。
また、明るい色調のスーツも避ける方が無難です。ライトグレー・明灰色やライトブルー・明青色などはビジネスの場にはややカジュアルな印象になるので新社会人には不向きと言えます。柄もストライプの幅が広いものやチェックの大きさが大きいものは、目につきやすいので選ばないようにしましょう。
新社会人におすすめスーツコーディネート
メンズとレディースでは着用するアイテムが変わってくるものもありますが、基本は新社会人としてふさわしい服装のスタイルを心がけることがポイントになります。メンズとレディースの新社会人におすすめのスーツコーディネートについて紹介します。
新社会人におすすめのスーツスタイル【メンズ】
メンズのスーツスタイルは、ジャケットとパンツとネクタイが基本スタイルになります。具体的にどんな色味や柄がおすすめか順番に説明していきます。
ジャケット・パンツ
ジャケット・パンツは、ダークネイビー・濃紺色やダークグレー・濃灰色、ブラック・黒色などのスタンダードなカラーの3着をそろえて着回していくと、身だしなみに気を遣っているように周りの方にも認識してもらいやすくなるでしょう。
シャツ
シャツは、ホワイト・白色が基本となります。新社会人としてフレッシュな印象に見える薄いブルー・薄青色などもおすすめです。シャツを選ぶ際は、ノンアイロン加工や形態安定などのシワになりにくい仕様を選ぶと、日々のお手入れも簡単で便利です。
ネクタイ
ネクタイは、青色系もしくは臙脂色(えんじいろ)などの落ち着いた色味の無地のネクタイと斜めストライプのレジメンタル柄をそろえておくと、季節やシーンに合わせたスーツコーデをしやすくなります。明るすぎる色味やストライプの柄が大柄で目立ちやすいタイプなどのネクタイは選ばないようにしましょう。
ベルト
ベルトは、ブラック・黒色の定番カラーを持っておきましょう。ブランドのロゴなどが目立つバックルデザインのベルトは避け、シンプルなデザインのタイプを選びます。
シューズ
シューズは、スーツの色味に合わせたブラック・黒色もしくはダークブラウン・濃茶色でつま先が尖っていないタイプのシューズを選びましょう。つま先に切り替えの線が入ったデザインのストレートチップだと、ビジネスからフォーマルまで対応できるので持っておくと便利です。
カバン
カバンもベルトやシューズと色味をそろえてブラック・黒色などダークトーンのカバンがおすすめです。資料などの書類が入るA4サイズの収納性や雨に濡れても拭き取りやすい撥水性に優れたタイプなど職種に合わせて選ぶと良いでしょう。
新社会人におすすめのスーツスタイル【レディース】
レディースのスーツスタイルは、メンズと比べてパンツのほかにもスカートなどのボトムスの選択の幅があることやヒールのあるパンプスを取り入れたスタイルが異なります。メンズと共通して言えるのは、新社会人としてふさわしいスーツスタイルに気を遣うことが大切です。
ジャケット・パンツ・スカート
ジャケット・パンツ・スカートは、メンズ同様にダークネイビー・濃紺色やダークグレー・濃灰色、ブラック・黒色などの落ち着いた色味を選び、信頼感を得られやすいスーツ選びをしましょう。
シャツ
シャツは、ホワイト・白色やブルー・薄青色、ピンク・薄桃色など華やかになりすぎない色味を選びます。レディースはタイがついたブラウスやカットソータイプなど充実したバリエーションがありますが、シンプルなタイプを選べば新社会人の方も取り入れやすいでしょう。
シューズ
女性のシューズは、3〜8cm程度までのヒールの高さのパンプスが基本となります。ヒールの高さがあれば立ち姿も美しく見えやすいですが8cm近くになるとつま先にかかる負担も増えるため、3〜5cmが実用的で使いやすいでしょう。カジュアルになりがちなローファータイプや先が尖ったポインテッドトゥタイプは避けます。
カバン
カバンは、シューズと色味をそろえてブラック・黒色、グレー・灰色、ダークブラウン・濃茶色などの落ち着いたカラーを選びます。巾着型など小ぶりのオシャレなバックではなく、A4サイズの書類も入るビジネスに向いたサイズのカバンを選びましょう。
まとめ
今回、新卒者や新社会人になる方に向けたおすすめのスーツの選び方やスーツコーディネートなどについて詳しく解説&紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。フレッシュな爽やかさと信頼感を得られやすいスーツを選ぶことで仕事にも取り組みやすくなるのではないでしょうか。ぜひ、メンズ通販サイトや紳士服店での買い物の参考にしてみて下さい。今回の記事がスーツ選びの参考になれば幸いです。