メンズファッションに欠かせないパーカーにはたくさんの種類があるので、コーデの仕方に悩む方も多いのではないでしょうか。パーカーは、リラックスウェアとしても活躍するだけではなく、上手にコーデを取り入れることでカジュアルから大人っぽいクールな着こなし方など一年中パーカーコーデを楽しめます。そこで今回は、パーカーとフーディーの違いの基本情報からパーカーの着こなしポイント、おすすめのパーカーコーデについて詳しく紹介&解説をしていきます。
パーカーとフーディーの違いとは
パーカーの正式名称は“フーデッドスウェットシャツ”という名称がついており、アラスカ先住民であるイヌイットが防寒着としてアザラシやトナカイの毛皮でつくったフード付きのウェアが起源とされています。
ちなみに「パーカー」はイヌイット語の動物の毛皮で作った防寒着と言う意味で、欧米では保温目的で着用するフード付きのウェアを「パーカー」と呼び、薄手のフード付きスウェットやジャケットについては「フーディー」と呼ぶのが一般的です。そのため、日本で呼ぶ「パーカー」と海外での「パーカー」の意味は少々異なるので海外に行った時や、海外の方と洋服について話す時に意識しておくと良いでしょう。
メンズ向けパーカーのオシャレな着こなしのポイント
メンズ向けのパーカーを上手に取り入れるためには、パーカーのサイズ感や柄などを選ぶことも大切なポイントになってきます。ポイントとなる項目について順に見ていきましょう。
サイズ感
トレンドのゆったりとした着心地が魅力のオーバーサイズパーカーや、身体にフィットした着る人を選ばないジャストサイズのパーカーなど、それぞれの特徴を抑えて選ぶと体型やイメージに合わせたパーカー選びがしやすくなります。
ジャストサイズ
ジャストサイズは、流行に関係なくスタンダ―ドな着こなしがしやすいパーカーです。年齢など問わず着る人を選ばない万能タイプで、ボトムスとのバランスも悩まず取り入れやすいでしょう。着回し度がきくのもポイントです。
ビッグシルエット(オーバーサイズ)
ビッグシルエットは、いつものサイズに横幅などにゆとりを持たせたシルエットを指し、オーバーサイズはいつものサイズをアップさせたサイズのことを指します。どちらも流行感ある着こなし方がしやすく、組み合わせるボトムスによってメリハリのある着こなしを目指せます。
大きすぎるサイズを選ぶと着せられている感が出てしまうので、いつものサイズの2サイズアップしたオーバーサイズを選ぶのがコツです。上下ともにゆったりしたラインにするとよりカジュアルになり、タイトなパンツを合わせるとY字のシルエットの効果でスタイルアップして見せられます。ハリがある生地のパンツを組み合わせるのも効果的です。
丈感
パーカーの着丈によって見た目のイメージも変わり、動きやすさなどの機動性にも影響してきます。パーカーの着丈の長さ別に特徴を見ていきます。
ショート丈
ショート丈のパーカーは、ウエストの位置を実際よりも上に見せ、脚を長く見せるのに効果的です。身長が低い方におすすめの丈で、スタイルアップにつながります。ボリュームがあるワイドパンツとの相性もよく、今期トレンドのワイドパンツコーデにもおすすめとなっています。
ジャスト丈
ジャスト丈のパーカーは、カジュアルコーデから大人っぽいコーデまでどちらにも活用しやすい丈で、パーカーの中でもカラーや素材など豊富なので好みやイメージに合わせたパーカー選びがしやすいでしょう。
ロング丈
ロング丈のパーカーは、お腹やヒップをカバーしやすいので体型カバーしたい方にもおすすめです。カラーパンツや柄ありパンツのアクセントとなるウェアアイテムとも合わせやすく、リラックスした印象のパーカーコーデを品良く仕上げられます。全体のバランスをとりやすいのもメリットです。
柄
柄のあるパーカーは、シンプルな無地のパーカーに比べて主張がある分、個性的なコーデを楽しめます。シーンや目的に合わせて無地タイプのパーカーや柄ありタイプのパーカーを選ぶとオシャレなパーカーコーデを目指せます。
無地
無地のパーカーは、メインで着たりシャツと組み合わせて着たり、さまざまなコーデに使いやすいのが特徴です。落ち着いたスタイルにしやすく、年齢も問わずに着られます。無地のインナーと組み合わせてシンプルにまとめたり、柄シャツのインナーと組み合わせたり自由自在です。
総柄
全体に柄があるパーカーは、単調になりがちなパーカーコーデにアクセントを効かせてメリハリがある着こなしを目指せます。また柄に注目が集まることで体型カバーなどの期待もできます。柄と全体のバランスがポイントになります。
ワンポイント
ワンポイントがあるパーカーは、ポイントに目線を集めることができるので、ブランドロゴなどをアクセントとしてコーデに取り入れたい時におすすめです。シンプルな無地のパーカーに左胸にロゴマークが配置されていることが多く、全体コーデのバランス調整もしやすいでしょう。
メンズ向けパーカーのおすすめオシャレコーデ
パーカーとウェアアイテムの組み合わせ次第で、理想のイメージに合わせたパーカーコーデもしやすくなります。ヘルシーなカジュアルパーカーコーデから大人も取り入れやすいスタイリッシュなパーカーコーデまで具体的にコーデを紹介していきます。
【パーカー】×スウェット
パーカーにスウェットの組み合わせは、カラー選びが肝心です。グレー・灰色の上下で合わせてしまうと家着っぽさが出やすくなるので、ワントーンならばブラック・黒色やブラウン・茶色など定番カラーとは違った色を選んだり、上下の色のトーンをそろえたりすると垢抜けたパーカーコーデを目指せます。おすすめはブラウン・茶色とベージュの組み合わせ た、やさしげなワントーンコーデです。足元は真っ白なスニーカーを合わせると抜け感が出せるのでおすすめです。
【パーカー】×タートル
パーカーにタートルの組み合わせは、パーカーの色味をネイビー・紺色などのダークトーンに抑えてインナーにホワイト・白色のタートルネックを選ぶと、カジュアル感がありながらもネイビー・紺色のきちんとした印象により、洗練されたコーデに仕上げられます。
【パーカー】×シャツ
パーカーにシャツの組み合わせは、アクセントとなるストライプなどの柄シャツを組み合わせると、スタイリッシュなレイヤードコーデを目指せます。重ね着による着ぶくれを防ぐために、ボリューム感が出にくい素材を選ぶのもポイントです。
ダンボールニットまたはボンディング素材と呼ばれる2枚の生地を合わせた素材は、もたつきにくく適度はハリを出せるので、シャツとの組み合わせも好相性。寒さを感じる時は裏起毛仕様の薄手なパーカーを選ぶと良いでしょう。
【パーカー】×ジーンズ
パーカーとジーンズの組み合わせは、カジュアルコーデの王道です。カジュアル感のあるジーンズはプライベートシーンにピッタリで、ボトムスのラインによってキレイ目カジュアルからストリート系コーデまで楽しめます。ボトムスをタイトにすればスタイリッシュに、ルーズなワイドタイプならばリラックスした流行感あるコーデにしやすくなります。
【パーカー】×コーデュロイ
パーカーとコーデュロイの組み合わせは、ジーンズコーデと比べてコーデュロイの質感により高級感が増したコーデにしやすいので、大人のカジュアルコーデにもおすすめです。保温性や吸湿性にすぐれ、畝(うね)があることで立体的な生地の表情も楽しむことができます。
【パーカー】×ジャケット
パーカーとジャケットの組み合わせは、スポーティーなパーカーをキレイ目なジャケットにミックスさせることで、こなれ感あるコーデを目指せます。ホワイト・白色のパーカーにブラック・黒色のジャケットを組み合わせたモノトーンコーデは、洗練された感じの仕上がりジャケットを使ったパーカーコーデの初心者にもおすすめです。シューズもレザーをチョイスするとバランスよくまとめられます。
【パーカー】×トレンチコート
パーカーとトレンチコートの組み合わせは、トレンチコートの中に薄手のパーカーを合わせることで、カジュアル過ぎない大人も取り入れやすいコーデになるのでおすすめです。中に合わせるパーカーは、グレー・灰色とベージュを合わせたグレージュなど、くすんだ彩度が低いカラーを合わせると全体のコーデに馴染ませやすくなります。
【パーカー】×ベスト
パーカーとベストの組み合わせは、ダウンベストを取り入れたパーカーコーデがおすすめです。袖があるダウンよりも保温性を維持しながら機動性も得られるので、軽快感あるパーカーコーデを目指せます。柄タイプのパーカーを選ぶと、柄の見える部分をバランスよく調整できるので柄タイプのパーカーとの組み合わせもおすすめです。
まとめ
今回、パーカーとフーディーの違いやオシャレなメンズ向けパーカーの着こなしポイント、オシャレな着こなしコーデなどについて詳しく解説と紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。パーカーについて詳しく知ることで、なりたいイメージに合わせたパーカーコーデを目指せます。ぜひ、メンズ向け通販サイトや紳士服専門店でのお買い物の参考にしてみてはいかがでしょうか。今回の記事が参考になれば幸いです。