秋冬の必須アイテムであるコートは、着心地が良くて暖かくオシャレなコート選びをしたいものですが、定番デザインのコートや流行デザインのコートなど、種類も豊富でコート選びに迷ってしまいがちです。そこで今回は、コートの選び方のポイントからビジネスシーン&カジュアルシーンに合わせやすいおすすめのコートの種類などについて詳しく解説&紹介していきます。
メンズコートの選び方
メンズのコート選びに必要なのは、シーンに合わせたデザインを選ぶのはもちろん、暖かさなどの機能面や袖を通した時に全体のバランスが良く見えるように体型に合ったデザインを選ぶと、希望通りのコート選びがしやすくなります。
コートの丈だけでもロング丈やミドル丈・ショート丈などがあり、機動性や好みに合わせて選ぶことができます。ミニマリストの方ならば、ビジネスシーンとプライベートシーンどちらでも使いやすい着回しができるコートだと、物も増えず管理もしやすくなります。コートの種類については次項で詳しく説明していきます。
メンズにおすすめのコートの種類
数多くあるコートの種類について“ビジネスシーン”に使いやすいコートと“カジュアルシーン”に使いやすいコートの2つのシーンに合わせやすいおすすめのコートについてまとめました。順に紹介していきます。
ビジネスコーデに使いやすいコート
ビジネスシーンに使いやすいコートのポイントとなるのは、スーツの上に着ることを考えてスーツの裾がコートからはみ出さない適度な丈のコートを選ぶことです。一般的にはヒザよりも10cm上くらいの丈だと、スーツスタイルの時に羽織った時に全体のバランスが取りやすくなります。
また、サイズ感はスーツの上に着ることを想定して少しゆとりのあるサイズ感を選ぶとスーツの裾がコート裾からはみ出さず、だらしなく見えません。また、前のボタンやファスナーを閉めた時に、パツパツな印象を与えないような適度なフィット感があるかどうかを確認してから購入するようにしましょう。
チェスターコート
チェスターコートは、フォーマルなデザインできちんとした感じのコーデを目指したい時にピッタリのコートです。ダークトーンならば冠婚葬祭にも取り入れられることから1着持っておくと便利なアウターウェアです。
ステンカラーコート
ステンカラーコートは、襟の内側を立たせるようにすることでネックラインに沿って襟が立体的に折り返る襟デザインのコートです。また、第一ボタンを留めた時も控えめな印象になり、シンプルで主張しすぎないデザインなので、ビジネスシーンに取り入れやすいアウターウェアでおすすめです。
バルマカーンコート
バルマカーンコートは、日本ではステンカラーコートとも呼ばれています。ネックラインから袖下にかけて斜めの切り替えが入るデザインである点と、ボタンなどが隠れるように仕立てた“比翼仕立て”が特徴となっています。
スーツの上に羽織るのにピッタリなシンプルなデザインで、ややゆとりのあるシルエットはスーツの上から着てもキレイなシルエットを維持しやすいアウターウェアでおすすめです。シンプルなデザインなので、カラーにこだわるなど選ぶ楽しみもあります。
オーバーコート
オーバーコートは、一般的に防寒目的で羽織る全てのコートをまとめて示しますが、コートの中でもゆとりのあるビッグサイズのコートなどリラックス感がある伝統的なシルエットを指して使われることが多いようです。ピッタリとしすぎず、品のあるスタイルコーデに役立てられます。
トレンチコート
トレンチコートは、元は軍用に耐久性や防水性などの機能的なコートとして開発されたルーツを持つコートです。幅広いコーデに活用しやすく上品な印象に仕上げられます。ベージュカラーが定番ですが、紺色・ネイビーや黒色・ブラックや白色・ホワイトなどカラーも豊富です。ライナー付ならば保温性も高く、冬も着やすいアウターウェアとして活用できます。
ポロコート
ポロコートは、ポロ競技の合間に着用した防寒着をルーツに持つラップ型コートです。前身頃が重なった“ダブルブレスト”仕様で現在ではスーツに羽織れる高級素材を使用したつくりの優雅なタイプも増えており、スーツスタイルに人気のあるコートです。
キルティングコート
キルティングコートは、もともとは馬用のブランケットとして開発されたキルティング素材を使用したコートで、暖かさを保ちながら、軽くて、かさばりにくいアウターウェアです。中綿を縫い付けたデザインなので、ダウンよりもボリュームが出にくく、ビジネスシーンにも使いやすいコートとなっています。
カジュアルコーデに使いやすいコート
カジュアルコーデに使いやすいコートは、機動性が良い機能的に特化したタイプや流行のラインを取り入れたリラックス感が得られるタイプなど、目的や好みのコーデに合わせやすいコートが多く見られます。
カジュアルコーデに合わせやすいコートでも生地や丈感などを選ぶことで、ビジネスシーンでも取り入れやすいタイプのコートもあります。
ピーコート
ピーコートは、イギリス海軍の防寒着としての流れを持つコートで、前身頃が重なる“ダブルブレスト”と呼ばれる仕様に作られているほか、手袋をはめたままでも前を留めたり、開けたりなどができるようにボタンも大きく作られています。威厳のあるデザインが特徴で学生のコートとしてもされるなど人気のある冬の定番コートです。
ダッフルコート
ダッフルコートは、もとは北欧の漁師が着ていたルーツを持つコートで、グローブをしていても前がしめられるように“トグルボタン”と呼ばれる大ぶりな留め具で前がしめられるようになっています。一般的にフードが付いたタイプが多いですが、フードが無いタイプも見られます。カジュアルコーデの定番人気コートです
フーテッドコート
フーテッドコートは、フードが付いたコートでダッフルコートに一見似ていますが、前を留める部分がダッフルコートとは異なり、ファスナーやボタンなどオーソドックスなコートに近い仕様です。スウェット生地やダンボール素材やウール素材など素材の種類もさまざまで、丈もショート丈などが見られます。背の高さに関係なく着やすいタイプのコートでもあります。
モッズコート
モッズコートは、軍隊服をルーツにしたデザインのコートでイギリスのロンドンで流行したモッズスタイルに欠かせないアパレルウェアです。首元にファーが付いたタイプなどあり、防寒性も高く、インパクトがあるデザインであることから多くのアパレルブランドからも販売されている人気コートです。
ダウンコート
ダウンコートは、水鳥の羽を使用したコートで軽くて着やすく、高い保温性もあるコートです。防寒性に優れることから気温が低い日のアウターにピッタリです。ボリュームが出やすいのでカジュアルスタイルに合わせやすいでしょう。ステッチが少ないタイプを選べばビジネスシーンにも使いやすくなります。
ベルテッドコート
ベルテッドコートは、コートにベルトが付属しており、ベルトを結んでコートの前をしめることができるラップタイプのコートです。無造作に結ぶことで、こなれたオシャレを楽しむことができ、カジュアルコーデに抜け感を出せます。ボタンがついたタイプとついていないタイプがあり、必要に応じてボタンを留められます。エレガントな着こなしが好きな方におすすめのコートです。
タイロッケンコート
タイロッケンコートは、ベルテッドコートの仲間ですが、ボタンでコートの前を留めるのではなく、ベルトの留め具で前をしめられるコートです。“タイロッケン(Tielocken)”という言葉には「ひもなどで留める」という意味があります。ベルトの調節具合によってウエストの締め具合を調節でき、オーバーシルエットでリラックスしたオシャレ感が出せると人気のコートです。
まとめ
今回、メンズにおすすめのコートの選び方やビジネスシーンに合わせやすいコート、カジュアルシーンに合わせやすいコートなどの種類ついて詳しく解説と紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか。コートの種類を知ることでシーンに合わせた好みのコーデもしやすくなります。ぜひ、メンズ服の通販サイトや紳士服店でコートを購入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。今回の記事が参考になれば幸いです。