「オックスフォードシャツ」の仲間である「ロイヤルオックスシャツ」や「ピンオックスシャツ」はビジネスシーンやプライベートシーンでも着回しが効く便利なシャツです。豊富なカラーやデザイン性から紳士服店やメンズ通販サイトでも年齢問わず人気アイテムとなっています。そこで今回は豊富なカラーやデザインを取り入れた「ロイヤルオックスシャツ」と「ピンオックスシャツ」の違いのおさらいからおすすめコーデをシーン別に詳しく解説&紹介していきます。
「ピンオックスシャツ」と「ロイヤルオックスシャツ」の違いをおさらい
画像はテイジンメンズショップ(TEIJIN MEN’S SHOP)の【100番双糸綿100%】ピンオックスボタンダウンシャツ ピンク サックス
|
「ピンオックスシャツ」や「ロイヤルオックスシャツ」は「オックスフォードシャツ」の一種で平織りのシャツになります。
「ピンオックスシャツ」は「オックスフォードシャツ」よりも細い糸を使用しているので適度なハリとツヤを持ち、カジュアル感と上品さをバランスよく兼ね備えています。ビジネスシーンにも取り入れやすくトラッドスタイルとの相性もバッチリです。
一方「ロイヤルオックスシャツ」はビジネスシーンに取り入れやすいなめらかな質感でドレッシーな印象にしやすいシャツとなっています。薄手で他のアイテムと馴染ませやすいのも魅力で同じ平織りのブロードシャツと比較されます。上品な光沢感やサラリとした質感が似ていますが「ロイヤルオックスシャツ」の方がややカジュアル寄りとなります。とは言っても十分ビジネスシーンに対応できる質感のシャツです。
2つのシャツに共通しているのは通気性が良いことです。汗をかいても肌との接地面が少ないので、肌にはりつきにくく着心地も優れています。春夏におすすめとされていますが、コーデによってはオールシーズン取り入れられます。
ロイヤルオックスフォードのおすすめコーデ
ハリのある「ロイヤルオックスシャツ」は身体に合ったジャストサイズを選ぶとキレイにコーデをまとめられます。着丈は短すぎないものを選ぶとタックインしたい時にキレイにインできるので短すぎない丈のシャツがおすすめです。
「ロイヤルオックスシャツ」に慣れていない方も着やすいベーシックな白色・ホワイトや青色・サックスブルーなどを選ぶことで普段のコーデに取り入れやすくなります。ベーシックなカラーを使ったコーデをシーン別に紹介していきます。
【ビジネスシーン①】青色・サックスブルーのロイヤルオックスシャツ×濃紺色・ネイビーのパンツコーデ
爽やかな青色・サックスブルーの「ロイヤルオックスシャツ」と濃紺色・ネイビーコーデのパンツを合わせると同色系なのでキレイにまとめられます。
下半身に濃紺色・ネイビーを持ってくると脚のラインを引き締めて脚を長く見せることができます。対比させるように上半身は爽やかな明るい青色・サックスブルーを持ってくるとコーデのアクセントとすることができ、スタイリッシュな印象に仕上がります。ボタンダウン仕様を選べば適度なラフ感も出せるのでおすすめです。
【ビジネスシーン②】白色・ホワイトのロイヤルオックスシャツ×黒色・ブラックのパンツコーデ
白色・ホワイトのロイヤルオックスシャツに黒色・ブラックのパンツのモノトーンコーデは季節を選ばず着られるコーデです。多くの色を使わないことでスタイリッシュにまとめられ、コーデに迷った時のお助けコーデにもなります。
パンツはジャストサイズを選び、シャツをタックインして着るとキレイ目に仕上がります。
ジャケットを羽織る場合は白色・ホワイトと黒色・ブラックの中間色である灰色・グレーの色味を選ぶとベーシックな配色のコーデも都会的なイメージになり洗練された雰囲気に仕上げられます。明るめのライトグレーを選ぶと軽やかさも出せます。
【カジュアルシーン①】白色・ホワイトのロイヤルオックスシャツ×青色・ブルージーンズコーデ
「ロイヤルオックスシャツ」にカジュアルアイテムの代表格であるジーンズと合わせたコーデは、カジュアルコーデが苦手な方もカジュアルに転び過ぎずキレイなカジュアルコーデを楽しめます。
シャツは1番上のボタンを外して袖を軽く折り、シャツの裾はタックアウトしましょう。タックアウトすると「ロイヤルオックスシャツ」のしなやかさによりストンとしたラインをキープできます。
ジーンズは濃い青色・ブルーのストレートジーンズを選ぶと脚のラインをキレイに見せられます。ジーンズの裾は軽く3cmほどロールアップしてあげると軽やかさが出せます。シューズや時計のバンドは黒色・ブラックのレザータイプを選ぶと、白色・ホワイトシャツと部分的なモノトーンコーデとなりキレイにまとめられます。
【カジュアルシーン②】青色・サックスブルーのロイヤルオックスシャツ×白色・ホワイトジーンズコーデ
春夏におすすめのコーデです。やわらかな日差しを思わせる春らしい明るいカラーを上下に取り入れることで季節感あるコーデを楽しめます。
青色・サックスブルーのシャツはタックアウトしラフさを出し、気温に応じてカーディガンやセーターなどのアイテムをレイヤードさせてみましょう。タックアウトして着ているので、セーターやカーディガンを重ねた時にセーターやカーディガンの裾からシャツがチラリと覗き、こなれ感を出せます。足元は、よりカジュアルにしたいならば同配色のスニーカー、キレイ目にしたい時はウイングチップなど合わせると良いでしょう。
ピンオックスシャツのおすすめコーデ
ハリ感がある「ピンオックスシャツ」を使用したコーデは、ハリ感を活かしたコーデがおすすめです。ボタンを外さずきっちりと留めるだけできちんと感を増したコーデができます。
【ビジネスシーン①】白色・ホワイトのピンオックスシャツ×ブレザーコーデ
ハリ感があり、ドレープ感もキレイなので1枚で着てもキレイなのですが、「オックスフォードシャツ」の特性を濃く感じる「ピンオックスシャツ」は、ブレザーやジャケットと合わせて着るのもおすすめです。
きちんと感を出したい時には濃灰色・グレーなど深みのあるカラーのジャケットやブレザーを選ぶと良いでしょう。紺色・ネイビーなどのカラーを選ぶとトラッド感ある着こなしコーデになります。足元はレザーを取り入れるとバランスも良く品良く仕上がります。
【ビジネスシーン②】白色・ホワイトのピンオックスシャツ×茶色・ブラウンスーツ
灰色・グレーや紺色・ネイビーなどのスーツに次いで茶色・ブラウンのカラーも使いやすいカラーのスーツなのでシャツコーデにおすすめです。茶色・ブラウンは落ち着きや安心感を与えられるカラーとされており、「ピンオックスシャツ」を使ったコーデともよく馴染みます。
ハリ感のある「ピンオックスシャツ」に茶色・ブラウンのスーツを合わせるだけでトラッド感があるきちんとしたコーデを目指すことができ、ネクタイを着用した時もバランスよく仕上げられます。ネクタイは紺色・ネイビーなどを基調とした柄が少ないものを選ぶと全体的にまとまりがあるコーデを目指せます。
【カジュアルシーン①】白色・ホワイトのピンオックスシャツ×灰色・グレーのパンツコーデ
白色・ホワイトの「ピンオックスシャツ」と明るい灰色・グレーのスリムタイプのパンツを合わせるとハリのある「ピンオックスシャツ」を活かしたコーデに仕上げられます。
シャツはタックアウトして1番上のボタンと袖のボタンはあえて外します。ラフさを出しつつ「ピンオックスシャツ」のハリ感が上品に見せてくれます。スリムなボトムスとメリハリをつけることで全身のスタイルも良く見せられます。
ジャケットやカーディガンなどの羽織ものを合わせる場合は同じ灰色・グレーやベージュなどの中間色系の色味を選ぶとキレイ目なカジュアルコーデを目指せます。足元はレザーで甲まで覆うタイプの靴を選ぶと統一感が出ます。好みによってあえてワイドパンツなどを取り入れるのも1つの方法です。
【カジュアルシーン②】ペールトーンのピンオックスシャツ×ハーフパンツコーデ
初心者の方も取り入れやすいコーデに慣れてきたら豊富なカラーや柄を取り入れたシャツコーデを楽しむのもおすすめです。淡い紫・ペールパープルや薄桃色・ペールピンク、薄橙色・ペールオレンジなど淡い色味のシャツやストライプシャツは、シーンに合わせて取り入れるとオシャレなシャツコーデを目指せます。
カラーや柄があるシャツを選ぶと1枚で着用した時にグっと華やかさを出してコーデのポイントとすることができます。ペールトーンは明るく濁りがないカラーなので上品に仕上がり、青色・ブルーと白色・ホワイトのようなストライプ柄の定番配色はメリハリがあり元気な印象に仕上がります。カラーシャツや柄シャツの初心者は淡い色味から挑戦してみると気軽に取り入れやすいでしょう。
上半身はハリ感のある「ピンオックスシャツ」でシャキッとさせている分、ボトムスはカジュアルなハーフパンツやスキニーパンツ・カーゴパンツなど好みに合わせえて選ぶと一人一人の個性に合わせたオリジナルカジュアルダウンコーデを楽しめます。
まとめ
「ロイヤルオックスシャツ」や「ピンオックスシャツ」の違いやシーン別コーデなどについて詳しく解説してきましたがいかがだったでしょうか。「ロイヤルオックスシャツ」や「ピンオックスシャツ」の良さを活かした定番コーデやカラーコーデを知ることで新たなシャツコーデのヒントにできたのではないでしょうか。カジュアル感と上品さのバランスの良い「ロイヤルオックスシャツ」や「ピンオックスシャツ」はシャツコーデに大変おすすめです。ぜひ、普段のコーデに取り入れてみてはいかがでしょうか。今回の記事が参考になれば幸いです。